天眼流’時事放談 @私は、何か、しっくりしません


◆ 私は、何か、しっくりしませんね。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 米英仏、シリア化学兵器の使用抑止へ協力 「心臓部」破壊も完全無力化されず 国連安保理、露決議案を否決 ⇒ http://bit.ly/2IWt32d     シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとして米英仏3カ国が実施した攻撃から一夜明けた14日、トランプ米大統領はメイ英首相、マクロン仏大統領と個別に電話会談し、攻撃の成功を確認するとともに、アサド政権の化学兵器使用を抑止するため協力することで一致した。化学兵器計画の「心臓部」を破壊したものの、完全に無力化されなかったためだ。


◆ いつも、そんなことに積極的に参加するのは米英仏だけ。

 そして、米英仏に表立って反対するのはロシアだけ。いづれも、核兵器大国。つまり、たまたまシリアという国を舞台にした軍事大国の覇権争いに見えてしまいます。
 ドイツなどは、化学兵器には反対でも、爆撃などの直接攻撃には極めて慎重。フセイン大統領を抹殺しようとしたイラク戦争の時もそうでした。[#化学兵器]
 そして、結果としては、ドイツの懸念は的を射ていました。私には、ドイツの対応は、良識的な大人の対応に見えます。
 イラク戦争の失敗が原因で、アメリカのブッシュ大統領も英国のブレア首相も信用を落としてしまいました。私は小泉元首相が引退したのも、“戦争の失敗”が原因と思っています。(→ 注1)
 何しろ、小泉元首相は、当時、このふたりと“三羽烏”的に戦争を推進しました。小泉氏は内政面では素晴らしい首相でしたが、外交的にはそうでもなかったのです。[#三羽烏]


◆ わが国も、他国と協力して何かをするなら、大人の対応ができるドイツのような国と組むべきだと思います。

 そもそもアメリカという国は、“東京大空襲”にしても“ベトナムの枯葉剤バラマキ作戦”にしてもしかり、無差別攻撃の先駆者のような国だと思います。
 あげくに、前代未聞の無差別攻撃の核爆弾を2発も日本に使用した国。どんな事情でそんなことになったのか知りませんが、私から見れば“人間業”ではありません。[#人間業]
 自分の都合で何をやらかすかわからないような国の言うことだけを、盲目的に信用するのは危険すぎます。冷静かつ広範な視野からの対応が大切だと思います。
 まぁ、経済的な失敗ならやり直すこともできますが、人殺しの戦争行為はそうはいきません。“後悔先に立たず”と肝に銘じておくべきです。

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●(注1)  “戦争の失敗”については、2017.9.19のブログ 『国民大多数が防衛の戦争なら良いと考えています』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2H0i1IU


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