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題... アベノミクスの呪縛を断ち切れ

◆ “無難さ”を志向していても、人気は出ないと思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 政権暗転、余裕失った岸田首相 国葬、旧統一教会で打撃―4日就任1年 ⇒ https://is.gd/JPvWXW ■

 昨年10月の就任以来、世論の一定の支持を得てきた岸田文雄首相の政権運営が迷走している。安倍晋三元首相の国葬や、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党議員の関わりをめぐる問題を受け、支持率は急落。参院選で長期政権の足場を築いたかに見えたが、4日で就任1年の首相に余裕はうかがえない。

◇ちゃぶ台返し

◇不安抱え臨時国会へ


◆ 私は岸田首相のことを“ノーテンキ宰相の二代目”と指摘していました。(→ 注1)

 ノーテンキ宰相は、森首相の代名詞。岸田首相は森喜朗氏と似たところがあります。[ #ノーテンキ宰相 ]

 森氏の場合は緊急事態でも仲間との料亭会合やゴルフに興じてヒンシュクをかっていましたが、岸田首相の場合はヒンシュクをかう類のものではないのは、不幸中の幸い。

 でも、国民大多数の意向や雰囲気を感じ取るセンスがないという面では、森氏と同じタイプと感じます。

 岸田首相は、言っていることがコロコロ変わり、何を考えているのかわかりにくい

 そもそも、岸田首相は、自民党総裁選挙の時には森友騒動の真相究明に取り組む云々と強調していましたが、首相になってからはそれは忘れたフリをしています。

 統一教会と安倍晋三氏のかかわり等についても、安倍晋三氏が亡くなった今となっては調査委員会等で取り組んでも真相はわからないのでやらないという。


◆ 岸田首相は、政策志向ではないところが気がかりです。

 日本の主流派の“無党派層”は、防衛云々など強調する一部のネトウヨ的な発想には関心がなくても、きちんとした経済政策に対しては敏感に反応します。

 それは、無党派層が、“国民全体の生活が豊かになる”ことを政治に期待しているからです。[ #国民全体の生活が豊かになる ]

 ところで、岸田首相は自民党でも宏池会出身の政治家。

 宏池会は、池田勇人氏、宮沢喜一氏、加藤紘一氏の流れをくむ大蔵官僚出身者を中心とした経済重視の集団。頭がいい。私は、宏池会が日本の保守本流だと思っています。

 要するに、宏池会は、伝統的に、日本は経済振興によってしか世界で生き残れないと考えていると想像しています。私も、同感です。[ #宏池会の伝統 ]

 岸田首相はその宏池会の出身で、宏池会の伝統を受け継いでいるはず。でも、岸田首相はあまり頭が切れるタイプではなく、経済振興の大切さや本質を理解できていない


◆ 今、日本は、アベノミクスの失敗で、未曽有の経済危機に見舞われています。

 日本は、“アベノミクスの呪縛”から一日も早く脱皮することが求められています。[ #アベノミクスの呪縛 ]

 アベノミクスの呪縛とは、野放図な金融緩和政策で“金融バブル”を演出すること。一時的ならそれも効果的ですが、そんなインチキの政策は長続きはしません。[ #金融バブル ]

 アベノミクスの呪縛のため、諸外国が金利を上げても日本は金利を上げられず、円安は止まらないし、日本のインフレも止められない。当然、国民所得も伸びません。

 このインフレはロシア-ウクライナ戦争による世界的な経済混乱が原因なので、それが解決するまで治まらない。そして、日本人の豊かな暮らしは次第に遠ざかります。

 輸入業者に補助金を出す類の一時的な対応ではどうにもできないのです。永久に補助金を出すことなどできません。

 どうすればアベノミクスの呪縛から抜け出せるのかを考えれば、そう難しいことではありません。まずは、日本も、金利を上げる方策を考えればいい

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●(注1)  岸田首相が“ノーテンキ宰相”ということについては、2022.09.06のブログ 『“検討使”が検討しないのは、これいかに』をご覧ください。[→ https://is.gd/ZnZ96o ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房


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