題... ジャパニーズマフィアは健在なり
◆ いやはや、とぼけた話。
～～< 以下 引用 >～～ ■ 【関電会見詳報】「就任祝いのお菓子の下に金貨が入っていた」 ⇒ http://bit.ly/2mWt6Gb ■ ●金品受領問題の全容、明らかになるか ●「疑念や不安を与え、大変反省」八木会長、岩根社長は険しい表情 ●叱責や罵倒に加え、家族に危害を及ぼすとも示唆され ●前例踏襲の傾向があった ●岩根社長と八木会長は辞任の意志示さず ●岩根社長「就任祝いのお菓子の下に金貨が入っていた」 ●岩根社長「金品受領と吉田開発への発注に関係はない」 ●「地元に影響力のある方で過剰に反応してしまった」 ●「ほかの事例なら通報していたが森山氏の影におびえてしまった」 ●岩根社長は「（金品の出所は）考えが及びつかなかった」 ●利益相反の問題は今後しっかり調べる ●「前回会見は十分な準備できず不信感を与えた」 ●森山氏から個別要求はなかった ●岩根社長、受領金は「預かり金」との認識強調 ●岩根社長「国のエネルギー政策の信用失墜させた」 ●東日本大震災以降、森山氏の接触エスカレート ●森山氏から金品もらいたいと思った者は誰一人いない ●岩根社長「第三者委の調査公表し、リスタートを」 ●「複数人が３６回面談して返却打診」 ●処分内容の最終判断は社長自身 ●会食の費用「関電持ちも多い」 ●「供託は思いつかなかった」と岩根社長 ●開始から３時間半、岩根社長、八木会長頭を下げて会見終了
◆ 疑惑の中心の福井県高浜町の元助役の森山栄治氏なる人物が、すでに亡くなっているのが残念ですが …
森山栄治氏なる人物が、助役としてのポケットマネーで３億とか４億のお金を用意できるわけがない。この件のお金は、組織のお金に違いないと思います。
組織というのは、私が以前から指摘している“ジャパニーズマフィア”。そして、そのジャパニーズマフィアの行動様式が、まさに、コラムにあるような内容。[ #ジャパニーズマフィア ]
言うまでもなく、ジャパニーズマフィアとは、いわゆる“暴力団”とは違います。目に見えない組織のことで、“裏社会を牛耳るしくみ”という言い方もできます。（→ 注1）
暴力団は“暴力”によって人々を意のままに操ろうとしますが、ジャパニーズマフィアは頭がいいので、暴力団のようなガサツで明らかに犯罪的なことはしません。
私は、関電に限らず、全国の原発で似たようなことが行われていたと想像しています。昔は、水力発電のダム事業なども似たような構図だったとある村の取材で聞きました。
◆ 私が関電の担当者で、彼らの主張通りの状況だったとしたら、金品をもらったららすぐに弁護士を通じて金品を返す。
弁護士などの専門家を通じて返しておくことが大切。きちんと返したことを証拠に残しておくのです。そうしておけば、彼らの申し出を断ったという証にもなります。
もらってしまったら、悪いことをしていなくても仲間と見なされます。それが弱みになり、好むと好まざるにかかわらず、ズルズルと深みにはまってしまいます。
おそらく、関電は、既に、森山栄治氏を通じてジャパニーズマフィアに取り込まれてしまっているはずです。
ジャパニーズマフィアは、専門の研究者や政治家や中央の官僚なども、手を変え品を変えて取り込んでしまいます。彼らのねらいは、“利権”です。[ #利権 ]
原発事業が“利権の温床”ということは容易に想像できますが、でも、それを刑事事件として立件できるかどうかは微妙で、彼らをとっちめるのは至難の業だと思います。
立件するなら“贈収賄”的なものになると思いますが、頭のいいジャパニーズマフィアが簡単に贈収賄のボロを出しているとは私には考えにくい。[ #贈収賄 ]
◆ 余談ですが、私が一緒に仕事をした謹厳実直な役場の管理職たちは、疑われるようなことは一切しない。
彼らは、“李下に冠を正さず”が徹底され、関電の連中などと大違い。[ #李下に冠を正さず ]
２年も３年もプロジェクトで一緒に仕事をしていると、個人的にも親しくなる。私は行政コンサルなので、一般の業者よりは丁重に扱われますが、でも、私も業者のひとり。
彼らには、お中元やお歳暮などの贈り物もきつく断られました。疑われたら懲戒免職になるし、懲戒免職にならなくても出世出来なくなるから当然。
打ち合わせの途中で一緒に昼飯を食べに外食する時でさえ、彼らとは割り勘。私が役場に行く時は、担当部署の人たちみんながお茶の休憩時につまむ安いお茶菓子程度。
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●（注1） “ジャパニーズマフィア”のことについては、2006.11.21のブログ 『ジャパニーズマフィア』をご覧ください。［→ http://bit.ly/2nOckt9 ］