
題... “老いては子に従え”と言いますが …
◆ 久しぶりに長期間子どもが帰ってきて、私も刺激になりました。
今年就職した下の子が、地元での2カ月の販売店研修を終え、昨日、今度は3カ月の工場研修に向かいました。ちょっとだけ、寂しくなります。
私は、3年はじっくり周りを見て会社に慣れ、10年ほどかけて“真の現場の技術”を身につけるようにしろと私が正しいと確信している経験則をアドバイスして送り出しました。[#経験則]
下の子は自分から行きたいと言ってきたので、高校から遠方の学校に行かせました。私は、何事も、自分からやりたいと言ってきたことは可能な限り好きにさせてきました。
子どもは、小学校くらいまではともかく、中学くらいからは好きなことに打ち込んでもらうのがいい。“好きこそものの上手なれ”とでもいう感じ。
大学生活の6年間も家に帰ってきても1週間足らず。論文や工場実習、さらにはアルバイトや友だちとの遊びなど、落ち着いて家にいたことがなかった感じでした。
久しぶりに2カ月も一緒にいると、子どもが勝手に成長していたことを痛感しました。[#親はなくても子は育つ]
◆ “老いては子に従え”というのは正しいようです。
子どもというのは、自分の価値観を良い方向に修正してくれる“気づき”にもなるようです。何事も、自分が気づかないとはじまらない。新時代には新時代の感性も大切。[#気づき]
まぁ、大げさなことでもないのですが、些細なことの中にも、子どもの言ったようにやればうまくいくことも多い。自分の子どもの言うことなら素直に聞けるところがいい。
もの心ついた頃から、折に触れ、“ものの考え方”を言い聞かせてきた自分の子ども。基本的なものの考え方は私と同じ。趣味的な嗜好などが違うだけ。[#ものの考え方]
子どもは“時代の要請”的なことを素直に受け入れる感性がある。そして、自分なりにものにするものなのでしょうね、たぶん。これは、バカにしたものではない。
余談ですが、安倍首相には子どもがいない。だから、良識のない自分勝手なことにも執着してしまう。安倍首相は気づくこともできないし、老いては子に従えも実践できない。