題... 暑さ寒さも彼岸まで
◆ 昨日は、久しぶりに“耳納スカイライン”を鷹取山まで森林浴ツーリングしてきました。
森林浴ツーリングは木々の中をツーリングしながら、森の精気あふれる空気を体中に浴びるのが目的。木々が多いところでないと意味がない。[ #森林浴ツーリング ]
耳納スカイラインは、耳納連山の尾根筋の道ですが、道の両側にまで高い木が茂っているのが魅力です。なので、森林浴ツーリングには最適のコース。[ #耳納連山 ]
道は一応は舗装されていますが、道幅も狭く舗装の痛みもひどい。大型セダン系の車では通りたくない道ですが、原チャリや小型バイク程度のサイズなら快適です。
耳納連山の端の高良山は300mですが、鷹取山は800m。先日の台風10号も、下界はそうでもなかったのですが、鷹取山周辺には大きな枝も散らばっていました。
“暑さ寒さも彼岸まで"とは、よく言ったもの。さすがに、800mの山となると厚手の上着がないとバイクツーリングでは寒いほどでした。
◆ 耳納スカイラインは、スピードを楽しむような道ではありません。
鷹取山は、私が高校時代に登山部の“キャンプと歩荷(荷物担ぎ)の合宿訓練”で、毎月登っていた山。
当時の私は、山の高さに魅力を感じていて、北アルプスなどの高い山が好きでした。この合宿はきついだけなので、好きではありませんでした。
今は好みが変わり、山の木々や眺望などに魅力を感じます。当時は鷹取山まで車道は通っていませんでしたが、現在は、頂上まで耳納スカイラインが通っています。[ #眺望 ]
空気が澄んでいれば、福岡方面はもちろん、遠くは雲仙や阿蘇山方面まで360度展望できて、気分がいい。昨日は、残念ながら、あまりきれいには見えませんでした。
◆ 耳納スカイラインは、風情もあります。
少し見晴らしが開けた展望台的なところには夏目漱石の句碑などもいくつかあり、“漱石の道”という別名があります。[ #漱石の道 ]
私は漱石は小説家と思っていたのですが、この道を通ってはじめて漱石が“俳人”としても高名な人だと知りました。
昨日は、鷹取山の頂上で、阿蘇方面の雄大な山々を見ながら疎石の気分でおにぎりを食べました。人は誰もいない。いるのはカラスくらい。まさに、天下をとった気分。[ #雄大な気分 ]
蛇足ですが、礎石が詠んだ句は、疎石の道から筑後川側を眺めた感じの句が多い(?)のですが、私は、反対側の阿蘇や雲仙方面の眺望の方が九州らしくて好きです。
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