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題... 行き場がなくなるとまずいことになる

◆ 台風19号はすごい台風でしたが …

 九州方面では、台風19号ほどの被害こそありませんが、最近では、それに近い水害が年に2~3回ある。
 ここ2~3年は、近所の大規模ショッピングセンターの“ゆめタウン”なども水浸しになることが増えてきました。今年も一度、軽い水浸しになりました。[ #水浸し ]
 はじめの頃はテレビなども取材に来て大騒ぎでしたが、最近は、みんなどう対処すればいいか少しずつわかってきたらしく、大騒ぎはしなくなりました。
 その代わりに、すぐに、避難指示の警告が携帯電話に流れてくるようになりました。年に4~5回も避難指示が出されるようになりました。
 二酸化炭素の影響かそれとも別の影響なのかははっきりしませんが、地球規模で、何かがおかしくなってきているのは確かだと思います。


◆ ところで、私は、新しい派遣先に川の土手の道で通勤しています。

 新しい派遣先は、私の久留米市の隣町の小郡市のある会社。
 原チャリですっ飛ばせば20分ほど。西鉄沿線に沿って流れる“宝満川”の土手の道で通勤します。私は、山のツーリングも好きですが、土手のツーリングも好きです。
 ほとんど人も車もいないので、すっ飛ばせる。さすがに、土手では交通取り締まりもない。取り締まりしようにも、遠くから見えるので取り締まれないのかも?
 宝満川は筑後川の支流。筑後川は日本でも有数の大河ですが、宝満川も支流とは言っても“一級河川”の堂々とした川です。[ #一級河川 ]
 土手も高めに整備してありますが、なぜか、いつも氾濫します。宝満川の近くにあるイオンショッピングセンターもしばしば水に浸かります。
 私は毎年のようにイオンショッピングセンターが水に浸かっているのをテレビで見て、信じられませんでした。まさか宝満側ほどの大きな川が頻繁に氾濫するとは …


◆ で、昨日、土手をすっ飛ばしていたら、何かおかしいことに気づきました。

 宝満川にも、いわゆる“河川敷”があります。ゴルフコースや野球場などはさすがに無理ですが、河川敷には大きな木も植えてあり、土手の高さより高い木も少なくない。
 その木の上の方のあちこちにビニールのごみなどが引っかかっている。
 つまり、普段は河川敷の真ん中あたりを遠慮深く流れている印象の川が、少しひどい雨が降ると、河川敷のデカイ木の上まで水が流れているということになります。
 宝満山周辺に降った雨の多くは宝満川に集約されます。なので、宝満川は、雨が降ると驚くほどのペースで水量が増えるようです。
 川の上流域は、がけ崩れさえなければ、自然のままでも大きな問題は起きないし、自然はそういうふうにできている。私は、治水という面ではダムの必要性は感じません。
 ところが、中流域の管理は難しい。宝満川の中流域も、あちこちに“逆流防止の水門”なども設置してある。でも、あれを閉めると水の行き場がなくなるのですね、たぶん。
 何でもそうですが、“行き場がなくなる”状態はまずいと思います。行き場を作り、“逃がしてやる”という発想も大切なのだと思います。[ #行き場がなくなる ]


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