天の邪鬼’ @“うつわ”ではない人がトップになると悲惨
◆ 身を引く女たちと言ったところですかね。
昨日は、民進党の蓮舫氏が党代表をやめると表明し、自民党の稲田防衛大臣が大臣をやめると表明。それぞれ妥当な意思決定だと思います。
少し遅すぎの感じはあります。でも、いわゆるクビということではなく自分からやめたので、かろうじて最低限の体面は保つこともできました。
やはり、“うつわ”ではない人がトップに立つのは無理。はじめは“人気”で何とかなっても、そのうちに人気だけではどうしようもなくなり、化けの皮がはがれます。
それに気づいたときにサッとやめれば、また修行し直して出直すこともできますが、そこで“あがく”と“見苦しい女”に見えてしまうのです。“性悪女”。[#性悪女]
◆ トップにたつ人は、その分野の専門知識とともに“人望”がないとつとまりません。
私は、蓮舫氏にも稲田防衛大臣にもそれらがあるとは思えませんでした。
この二人は、女性特有のしぶとさなどは人並み以上ですが、私には、人の上に立てるタイプの人には見えませんでした。つまり、組織を引っ張っていける人ではない。
要するに、この二人には、“リーダーシップ”がなかったのです。
私は、リーダーシップを、“人に命じて強引にやらせる能力”というより、“人に、あの人の言うことなら従いたいと思わせる能力”ととらえています。[#リーダーシップ]
◆ それは、“人望”のようなものとも似ています。
人望とは、“信頼できる人物として、人々から慕い仰がれること”です。私には、彼女らに人望があったようには見えませんでした。[#人望]
私は、以前、そんな資質のことを“インターパーソナルスキル(→ 全人格的スキル)”と命名し、それを高めるにはそれなりの人生修行も必要とも指摘しました。[#インターパーソナルスキル]
暴力団の組長レベルならそんなスキルは大切な要素でもないとは思いますが、政治家にとっては、人望とかインターパーソナルスキルは不可欠な要素だと思います。
ちなみに、私は、安倍首相も、とてもじゃないが人望やインターパーソナルスキルがあるとは思えません。つまり、信頼できない人に見えます。