共感工房 “有言実行のトランプ氏らしい態度”

◆ トランプ氏は普段の言動をそのままに実行してしまう行動力があります。

~~< 以下 引用 >~~   ■ トランプ関税、2月1日「即時発効」へ...メキシコ、カナダ、中国、阻止できず 短期的な混乱は覚悟 ⇒ https://is.gd/dcGdqF ■

 トランプ米大統領は31日、メキシコとカナダからの輸入品に25%、中国からの輸入品に10%の関税を課す方針を改めて示し、これら3カ国が関税を阻止することはできないと述べた。

 トランプ氏は記者団に対し、関税により消費者にコスト上昇分が転嫁される可能性を理解していると述べ、自身の行動が短期的に混乱を引き起こす可能性があることを認めた。


◆ トランプ氏は中国嫌いなので、中国にはそんな制裁をするとは思っていましたが、ご近所付き合いが大切なカナダやメキシコにまでそれをやるとは …

 もちろん、この種の関税は国際的に違法というわけではありません。でも、タテマエとして自由貿易を標榜しているアメリカがそれを実際にやるとは恐れ入りました

 そのこと自体は、直接的には、欲しいものが安く買えないということになって、アメリカの消費者にとってはマイナスの影響になります。[ #アメリカの消費者にとってはマイナス ]

 でも、トランプ氏は、安い海外製品がアメリカに大量に押し寄せれば、それに関連するアメリカ国内の雇用が減ってしまうのを心配したのでしょう。

 アメリカの為政者は、アメリカの雇用が減るのはこわいもの。雇用は、経済政策というよりも、社会の安定にとっても不可欠なのです。[ #社会の安定にとっても雇用が大切 ]


◆ 蛇足ですが、こうなると、当然のこととして、相手国は報復的な措置をしてくる。

 要するに、新たな“貿易戦争”が勃発しそうな様相になってきました。[ #新たな貿易戦争 ]

 トランプ氏は、これら3か国への関税とは別に、石油や天然ガス、半導体、鉄鋼、アルミニウム、銅、医薬品など幅広い品目に関税を課す考えも示しているらしい。

 日本にどんな影響があるのか、細心の注意が必要だと思います。

 まぁ、日本の主要な輸出企業たちは以前の貿易戦争で懲りているので、個別企業レベルでそれなりの対策をしているところが多い。要は、アメリカに工場を作ればいい(→ 注1)


 実は、アメリカの労働者を日本の労働者なみの意識に教育するのは難儀なこと。一朝一夕にはできない。でも、“TQC的な日本的管理技術”なら何とかなると思います。

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●(注1)  以前の貿易戦争のことについては、2022.06.03のブログ 『環境変化で常識は変わるものです』をご覧ください。[→ https://is.gd/SlclNJ ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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