天邪鬼観察学会’ @“ビジョン”がないのが致命的なのです

◆ すべては、場当たり的なことしかやれない政治家たちの責任だと思います。

~~< 以下 引用 >~~  ■ 【悲報】「日本の未来は明るい」と答える新成人が3年連続で減少 東日本大震災後、政治・経済への関心もダウン ⇒ http://bit.ly/2jdnUdl ■   「政治」「選挙」「経済」「外交」に対する関心度合いを訊ねると、2011年3月の東日本大震災後、政治・経済への関心は6年連続で下がり続けている。2011年は政治に対して「関心がある(34.2%)・やや関心がある(41.3%)」が合わせて75.5%だったが、2017年は55%にまで減少した。  世の中に対して関心がないというより、期待感がない、自分のことで精一杯という面もあるだろう。筆者は、メディアを通して伝わってくる情報が暗いものばかりだから仕方ないのではと感じる。  こうした傾向について、最近の若者は覇気がないなどと見下してはならない。大人の入口に立った若者たちに、そう思わせる世の中を作ってきたのもやはり大人たちなのだ。むしろ未来を楽観視せずに堅実な考え方をする新成人のほうが、よほど頼もしいかもしれない。

◆ まぁ、安倍首相だけの責任というのは酷ですが…

 東日本大震災云々というよりも、その後の事故処理や原発政策、さらには安倍首相の“戦争をしたがる国”への強引な憲法改正への取り組み姿勢などが背景にあると思います。
 何の希望も期待もできない雰囲気では、未来が明るいと思えるわけがない。若者たちは、むしろ、“お先真っ暗”と思っているのではないでしょうか。[#将来への希望]
 相変わらず子どもが増えないのも、そんな若者たちの意識と無関係ではありません。しらけ気味の若者には、逆に、未来が良く見えているのだと思います。
 将来、自分の子どもが苦労することになるとわかりきっている世の中で子どもを生もうと思う人が増えるとは、私には考えられません。
 保育所不足云々などは枝葉の問題にすぎません。それは本気で解決しようと思えばどうにでも解決できる類の問題で、ことの本質ではありません。

◆ 小泉政権の頃は、政治も、無党派層若者を中心に大きな支持と信頼があったのです。

 小泉構造改革で日本は再生できると(→ 主に、若者たちが)期待したので、政治が信頼を取り戻せたのです。それを方向転換したのは、安倍政権。
 私は何度も警鐘を鳴らしてきましたが、安倍首相はホンネでは構造改革に反対だと感じます。安倍首相は、むしろ“守旧政治の権化”という印象。(→ 注1)
 私流には、“歴史と伝統を守るのは保守”で、“利権に固執するのが守旧”。安倍政権は、まぎれもない守旧政治で、若者が嫌うのは当然です。[#保守と守旧の違い]
 安倍首相は、最近では、恩師の小泉純一郎氏からまでも批判されています。小泉氏は仲間は表立っては批判しない人ですが、原発政策などではあからさまに批判しています。

◆ 政治に“ビジョン”がないのが致命的なのです。

 若者は、“保守”には特に抵抗感はなくても、“利権”的なことは嫌います。利権が通れば、“新参者”のチャンスは減るのが道理。まだ手垢のついていない純粋な若者は利権を嫌うもの。
 これは安倍首相に限ったことではありませんが、トップに立つ者に最も大切なのは“ビジョン”。しっかりしたビジョンさえあれば、若者に限らず国民の多くは支持してくれます。[#ビジョン]
 政治が国民を引っ張っていくには、何はともあれ、将来の希望にあふれるたビジョンが必要。利権を守る類のことをゴチャゴチャ言っても、将来の希望が芽生えることはありません。

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●(注1)  安倍首相が守旧・利権の政治家ということなどについては、2015.6.4のブログ 『国のランクは下がる一方』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2hW8eX3]
●(注2)  ビジョンの大切さなどについては、2014.11.21のブログ 『失敗追求よりビジョンが大切』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2jgcqpN]


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