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題... VWがEVに本気を出してきた
◆ 電池工場から自前でやるのですね。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 独VW、欧州にEV向け電池工場6カ所建設へ ⇒ http://bit.ly/3vvfkIT ■ ドイツの自動車メーカー大手フォルクスワーゲン(VW)は15日、電気自動車(EV)向け電池の生産工場を2030年までに欧州に6カ所建設する方針を明らかにした。 VWのEV戦略は、新型のバッテリーセルを通じた電池価格の引き下げに左右されそうだ。新型のバッテリーセルの生産は2023年に始まり、VWのEVの最大80%に搭載される見通し。VWによれば、電池製造に関連する原材料の最大95%をリサイクルする計画。 電池のコストはEVの全コストの大きな割合を占めるが、エントリーモデルで最大50%、スタンダードモデルで最大30%、徐々にコストが削減される見通し。
◆ VWは車のEV化に本気だということ。[ #EV ]
日本も、後れをとったら、アッという間に置いて行かれる。
実は、私は、コストが高すぎるという懸念から、リチウムイオン電池の次の電池システムが開発されないと本格的なEV化は難しいと思っていました。[ #電池技術 ]
コストが高いのは、リチウムイオン電池の主原料のリチウムとコバルトがレアメタルだから。特に、コバルトは極端に少なく、半分以上が“コンゴ”に埋蔵されている。[ #コバルト ]
そして、世界中の目端の利いた人々が利権あさりをするから、コンゴは紛争が絶えないのだと私は見ています。ちなみに、コンゴのコバルトは中国がほぼ確保しているという。
でも、VWが指摘するように、“原材料の95%をリサイクルする”ことができる技術があれば、かなりなコストダウンもできそう。[ #リサイクル ]
◆ あとひとつ気になるのは、EVの基幹部品のモーター技術。
日本は、日産や三菱などが早くからEVを市販化していたので、技術的には進んでいると思っていましたが、この分野でも中国の躍進が目覚ましい。[ #モーター技術 ]
昨年は、中国メーカーが60万円のEVを開発して大人気化しているらしい。60万円なら、絶対的に安い。(→ 注1)
それに、今では、掃除機のダイソンまでがEV用モーターに参入してきたほど、この分野の開発競争は熾烈になってきています。(→ 注2)
技術者としてはおもしろくなってきましたが、自動車製造会社の経営者は気が気ではないでしょう。
ともかく、これからしばらくは、EVから目を離せなくなりました。
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●(注1) 中国が開発した革新的なEVについては、2021.01.18のコラム記事 『中国でテスラ超えの大ヒット! 激安EV「宏光ミニ」をなぜ日本メーカーは作れないのか!?』をご覧ください。[→ http://bit.ly/3cCece1 ]
●(注2) モーター技術に関しては、2019.01.25のブログ 『ダイソンならやれるかも』をご覧ください。[→ http://bit.ly/38P8xA5 ]
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