天の邪鬼’ @コミー前FBI長官は“忖度”してくれなかったのです


◆ コミー氏は、さすが法律の専門家。ソツがない。

~~< 以下 引用 >~~  ■ 前FBI長官「捜査中止要請に困惑」、司法妨害言及せず ⇒ http://bit.ly/2s8EXSp    コミー氏によると、トランプ大統領は2月、ロシアによる米大統領選介入疑惑を巡る捜査の一環として行われていたフリン氏の捜査から手を引くよう同氏に要請。   コミー氏はこの要請について「極めて当惑し、憂慮した」としつつも、「私と大統領による会話が司法妨害にあたるかどうについては、私が見解を述べることはできない」と語った。   トランプ大統領が実際にフリン氏の捜査を中止するよう指示したのかとの共和党議員からの質問に対しては、大統領の用いた「言葉は命令ではない」としたうえで、「自分は指示と受け取った。米大統領が自分と2人きりになって『これを望む(I hope this)』と述べれば、『これが自分に期待されていること(this is what he wants me to do)』と解釈する。自分はこの指示に従わなかったが、そういう風に受け取った」と語った。   さらに「トランプ大統領が自身との会合について嘘をつくのではないかとの強い懸念があった」ことを理由に、トランプ大統領との会合後は毎回メモを残していたことも明らかにした。   トランプ大統領が依然示唆していた会話を録音したテープについては、コミー氏は存在するかどうか認識していないとしつつも、「テープがあることを願う」とし、存在するのであれば公開すべきと語った。


◆ コミー氏の証言は法律の専門家らしい注意深い微妙な言い回しですが、トランプ氏の発言よりは信用できます。

 要は、トランプ氏の行為が“司法妨害”になるかどうかがポイントなのでしょう。私は、法律の専門家ではありませんが、これは司法妨害と判断すべきと思います。[#司法妨害]
 トランプ氏の失敗は、これほどの法律の専門家を一方的に“クビ”にしてしまったこと。クビにするのではなく、“コミー氏を時間をかけて懐柔する作戦”がベターでした。
 ロシア介入疑惑の捜査がかなり進展しており、そんな時間的なゆとりもなかったのでしょうか?


◆ コミー氏は、法律面の対応ではトランプ氏と雲泥の差。とても、トランプ氏が太刀打ちできる相手ではない。

 私がコミー氏なら、レコーダー持参で大統領に話に行きます。私は、公の大事な取材や会議は必ずレコーダーに記録します。後でトラブルになりたくないですからね。
 もっとも、トランプ氏もまんざらバカでもないでしょうから、コミー氏と会合する際には、コミー氏には“オフレコ”のチェックをしていたのでしょう。[#オフレコ]
 アメリカでは、外部に漏れたら具合が悪い会合などは厳しくチェックします。


◆ コミー氏は、たとえ大統領からのお願いでも“忖度”してくれなかったということ。

 相手が大統領でも、きちんと法律にのっとった対応をしてくれない限り、言いなりにはならない。つまりは、“融通の利かない人”なのですね。[#融通の利かない人]
 さすが、法律の番人のような組織のトップ。見あげた役割意識。日常生活ではこんな対応をされると嫌われそうですが、すばらしい公僕精神と思います。
 わが国の官僚のように、首相からの遠回しのお願いに気を利かせて忖度してしまう官僚とは、ひと味違う。わが国にも、こんな気骨のある官僚がいたらいいのに…[#忖度]


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