共感工房 “ハリス氏の経済に対する考え方はなかなかいい”

◆ これはいい。ハリス氏の経済に対する発想は、なかなかいい。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 起業時の税控除、10倍に 事業立ち上げ、4年で2500万件目標―ハリス副大統領・米大統領選 ⇒ https://x.gd/6HXIF ■

 米民主党のハリス副大統領は4日、東部ニューハンプシャー州で演説し、大統領選で掲げる新たな経済政策を発表した。

 起業に要する費用の税額控除を現行の10倍に当たる5万ドル(約720万円)に拡大。手続き簡略化など規制緩和にも取り組む。4年間で2500万件の事業立ち上げ申請を目指す。

 ハリス氏は演説で「大統領として、小規模ビジネスの強化は最優先課題だ」と強調。起業を活性化し、技術革新を促進する考えを示した。新興企業などが事業拡大する際の金利負担を軽減する基金も新設する。

 大統領選では、共和党のトランプ前大統領が大企業に恩恵が大きい法人税率の引き下げを掲げる一方、ハリス氏は食品価格つり上げの禁止や法人増税など、企業に厳しい政策を主張していた。


◆ 実は、アメリカ以上に、日本でこそ、こんな制度が不可欠なのです。

 先日財務省が発表した“法人企業統計調査”では、“「企業の内部留保(利益剰余金)」は2023年度末に600兆9857億円になり、12年連続で過去最高を更新した”。(→ 注1)

 つまり、日本では、企業減税などをしても、そのお金は企業のタンスにしまい込まれている。ならば、企業減税など、しない方がむしろ良いというもの。

 企業が儲けたお金は、新しい投資や社員の賃金や技術革新のなどの投資に使うのが資本主義の考え方。だから、投資に対しては、さまざまな優遇策を考えるのです。[ #資本主義の考え方 ]


 アメリカ人などは元々そんな考え方の人が多いので、各種の起業支援制度も多いのですが、日本人はそんな投資が苦手らしい。

 最近は、日本でも、“クラウドファンディング”なども少しずつ行われてきてはいます。でも、まだまだアメリカに比べても不十分です。日本人は、“石橋を叩いてみるだけ”。[ #石橋を叩いてみるだけ ]

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●(注1)  企業の内部保留云々については、2024.09.03のブログ『企業の内部留保が過去最高になったとか』をご覧ください。[→ https://x.gd/xGR0G ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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