天の邪鬼’ @安倍利権グループの野望の構図が見えてきました


◆ やはり、そんな構図だったのですね。

~~< 以下 引用 >~~  ■ 加計学園 今治市民ら4人が住民監査請求 ⇒ http://bit.ly/2slAA6y    学校法人「加計(かけ)学園」が愛媛県今治市に開学を計画する岡山理科大獣医学部をめぐり、同市の市民ら4人が、市の学園への補助金支出と、用地の無償譲渡の差し止めを求め、市監査委員に住民監査請求をした。  「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦・共同代表ら。請求で「国家戦略特区の計画に認定されているが、文部科学省から認可されておらず、土地の無償譲渡や補助金支出の決定は法令に反する」と主張している。


◆ 前川前文部科学省事務次官が主張した問題の背景が見えてきました。

 なるほど、前川前文部科学省事務次官が、“極めて薄弱な根拠で規制緩和が行われた。公平、公正であるべき行政の在り方がゆがめられた”と主張した背景が理解できました。
 そもそも行政は、“継続性”こそ最も重視すべきこと。さもないと、そういう状況が続くことを信じていろいろなことに取り組んでいる人たちには大きな迷惑がかかる。[#行政の継続性]
 東京都の“築地市場移転問題”も、根っこは似ています。移転で儲かる人たちもいれば、損をする人々もいる。そんな人たち双方を納得させるのは並大抵ではありません。
 “規制緩和”は悪くはない。でも、行政の継続性にも配慮し周到にやるべきこと。少なくとも、行政に携わる者は、“おもしろそうだ”というだけで誘いに乗ってはいけません。
 ましては、特定の人を恣意的に優遇する行為は、行政として決してやるべきではありません。そういう意味で、前川氏の主張は的を射ていたと思います。


◆ 逆に、安倍首相が主催する“教育マフィア”は、そんな状況に焦っていた。

 当然です。そのことで新しい利権が生じる人たちはことをどんどん進めているのに、肝心の文部科学省がなかなか動いてくれないとなると、焦ってしまいます。
 おそらく、文部科学省は、“今更のように獣医を増やしても、うまくやっていけるのか”というあたりのことを懸念したのでしょう。
 医師や弁護士を増やす取り組みを教育行政で推進したのも、結果的には失敗。それも当然。実は、わが国は、医師も弁護士も、単純な数の面では既に“過飽和状態”なのです。たぶん、獣医師も同じ。[#過飽和状態]
 問題は、“必要なところに人材が行ってくれない”という点。たとえば、医療過疎地域は医師が足りないのですが、そんなところで開業しようという医師はいないのが実態。
 そこをうまくいくようにしむけるのが行政です。新しい学校をつくることではありません。私がその類の行政計画を策定するなら、そのあたりのことを周到に計画します。


◆ 前川前文部科学省事務次官の証人喚問が実現したら、そのあたりの経緯を追及してもらいたい。

 何しろ、それなりに野心的な事務次官だったようですから、そんな行政の実態や安倍首相ら“教育マフィア”の画策についても良く知っていると思います。
 今更のように例の“文書”があったかどうかなどどうでもいい。と言うより、文書があったということは既に複数の人たちの証言で明らかなこと。
 今回の騒動の真の問題は、安倍首相らの教育マフィア連中が画策して、“国家百年の計”とも言われている国の教育行政をゆがめようとしていること。(→ 注1)
 それにしても、加計学園は“うまい汁”をすったものです。100憶円を超えるお金を無条件にもらえたのですから、こたえられません。

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●(注1)  安倍首相らが“教育マフィア”ということについては、2017.6.4のブログ 『何か盛りあがりに欠ける印象ですね』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2rc1nhj]


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