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題... 国民の“政治離れ”が確立した感じ

◆ 内閣支持率はなかなか下がりません。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 内閣支持減39%=拉致進展、現政権に期待せず半数-時事世論調査 ⇒ http://bit.ly/2VZaCk6     時事通信が8~11日に実施した3月の世論調査で、安倍内閣の支持率は前月比3.4ポイント減の39.0%、不支持率は1.9ポイント増の36.4%となった。   内閣を支持する理由(複数回答)は、多い順に「他に適当な人がいない」20.7%、「リーダーシップがある」9.2%、「首相を信頼する」8.8%など。支持しない理由(同)は、「首相を信頼できない」22.6%、「期待が持てない」17.7%、「政策が駄目」12.3%となった。

◆ これだけ政府の不手際が多いと、普通は支持率が下がるものですが …

 安倍政権は、しぶとく支持率を維持しています。すごいと言えば、すごい。
 この数年の支持率に関する世論調査で共通しているのは、内閣を支持する理由は、ダントツで、“他に適当な人がいない”と回答した人が多いという点。
 そして、支持しない理由としては、“政策が云々ではなく、首相は人として信頼できないと思っている人が多い”、という特徴があります。
 要するに、私には、“安倍首相の人格は信頼できないが、他に適当な人もいないので、一応は安倍内閣を支持しておきます”という国民の態度表明だと思います。
 私は、これは、まさに、“国民が、完全に政治離れ”してしまった状況に見えます。[ #国民の政治離れ ]
 そういう面では、安倍首相はなかなかのやり手。日本が誇る冷静な官僚にまで、“政権を忖度する文化のようなもの”を確立してしまったようです。[ #政権を忖度する文化 ]

◆ わが国の場合、与党も野党も、具体的な政策についてはさほど大きな違いはないと思います。

 わが国は、急激な変化を嫌う国民性。なので、わが国の場合、誰が政権についても、少なくとも経済面では政策全般で大きな違いは出ないと思います。
 良し悪しは別として、アメリカのトランプ氏のような極端な政策を堂々と宣う政治家が日本にはいません。と言うことは、首相は誰でもいいということ。[ #大差なし ]
 小泉純一郎氏がやった“構造改革”も、当時の与野党を問わず大きな抵抗にあいました。小泉氏の強烈なリーダーシップで一応は何とかなりましたが、小泉氏がやめたら元の“利権政治”に逆戻り(→ 注1)
 もし、“共産党”のような極端な政党が政権につけば日本もガラッと変わるかもしれませんが、天皇制が社会全般に広く根付いているわが国では、それはない。
 それに、今では、“純粋な共産国家”は世界に存在していません。共産党が政権の座にある国も少なくありませんが、少なくとも経済面では自由主義的な国づくりをしています。

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●(注1)  安倍政治が“利権政治”ということについては、2017.9.17のブログ 『安倍首相がめざしているのは利権政治なのです』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2h5PMAX


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