共感工房 “必然的にそうなります”

◆ 政府が経済活性化策にむけて何もしていないので、当然そうなります。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 人手不足、原材料高が重し コロナ後の回復、足踏み―6月日銀短観 ⇒ https://x.gd/9oB04 ■

 日銀が1日発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)は、企業を取り巻く経営環境に不安材料が多いことを浮き彫りにした。

 深刻な人手不足や円安進行に伴う原材料高が企業経営を圧迫。物価高で個人消費は伸び悩み、コロナ禍後の人出回復で改善基調にあった大企業非製造業の景況感も足踏み状態となった。日本経済の足腰の弱さがあらわになっている。


◇訪日客消費に一服感

 長引く物価高で実質賃金のマイナスが続き、消費者の間に節約志向が広がっていることが響いた。

 けん引役だったインバウンド(訪日外国人)消費にも一服感が漂う。人手不足で需要に対応し切れず、宿泊・飲食や対個人のサービスはいずれも景況感が悪化した。日銀は「インバウンド需要の持続性に懸念も聞かれる」と説明する。


◇価格転嫁は進展

 人手不足とそれに伴う人件費の高騰も企業活動には重荷だ。雇用人員判断DIは全規模全産業でマイナス35(前回マイナス36)とほぼ横ばいで、人手不足感に変化はない。特に運輸・郵便や建設では、時間外労働規制の強化による「2024年問題」で人手不足が一段と深刻化している。

 原材料価格や人件費の上昇を価格転嫁する値上げの動きは徐々に広がっており、販売価格判断DIは中小でも製造業が4ポイント、非製造業も2ポイント上昇した。これを背景に、物価上昇率の見通しは全規模全産業で3年後が前年比2.3%、5年後が2.2%と前回3月調査からともに0.1%上振れした。


◆ インバウンド云々など、まやかしにすぎません。

 日本は、古いタイプの産業振興から、新しいタイプの産業を振興する方向に強引にでも舵取りをすることが大切だと思います。

 たとえば、原発に代わる電源開発や新電池システムの開発などを政府主導で大々的に振興すればいいいのです。

 為替にしても、輸入大国の成熟国日本は、円安より円高の方が都合がいい。円高なら、輸入代金は安くなり物価も下がるし、レベルの高い外国人労働者も日本に来てくれる。[ #円安よりは円高 ]

 円安の方が良いという考え方は、安い賃金を武器にした“加工貿易”を国是にしていた終戦後時代の考え方なのです。今は、日本は終戦後の時代ではありません。[ #加工貿易 ]

 なまじ日本の製造関係の労働者は器用なので品質は高い。おまけに、安ければ、輸出はどんどん伸びる。ところが、輸出が伸びすぎれば、貿易摩擦も深刻化する。


◆ そもそも、小泉構造改革の発想は、そんな考え方を基礎にしていました。

 実は、“郵政民営化”は国の資金の効率化のためのひとつの手段にすぎなかったのです。

 ところが、経済活動の本質を理解していない安倍晋三氏は、“ボンボン仲間”の麻生太郎氏を経済関係政策の推進役に据えてしまいました。しかも、長すぎました。[ #経済活動の本質 ]

 彼は、私が以前から、“隠れ抵抗勢力”と揶揄していたほどの、古いタイプの産業を死守する類の“利権死守経済”が好みの人です。(→ 注1)

 おかげで、日本経済は無茶苦茶になったのです。日本は、まずは、円を高くすることから経済を立て直していくことが大切です。

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●(注1)  麻生太郎氏や安倍晋三氏が“隠れ抵抗勢力”云々ということについては、2013.01.22のブログ 『守旧派復活路線ですな』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2sb988t ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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