天の邪鬼’ @安倍首相自身が自らの過ちを白状してくれました


◆ またまた、すっとぼけたことを言い出してきました。

~~< 以下 引用 >~~  ■ 獣医学部、今治以外にも=日欧EPAの来月合意を-安倍首相 ⇒ http://bit.ly/2tag0WI    安倍晋三首相は24日、神戸市内での講演で、学校法人「加計学園」が国家戦略特区による獣医学部開設を計画する愛媛県今治市以外にも、同学部新設を認める考えを明らかにした。「規制改革推進の立場から、速やかに全国展開を目指す。地域に関係なく2校でも3校でも意欲あるところは新設を認める」と述べた。  首相は、自身の友人が理事長を務める加計学園を不当に優遇したとの野党の追及を念頭に、「1校に限定して特区を認めた中途半端な妥協が、結果として国民的な疑念を招く一因となった」と指摘した。獣医学部の新設には日本獣医師会の反対が強く、政府は長年認めない方針を取ってきた。


◆ それなら、わざわざ国家戦略特区という枠組みを使って今治市でやろうとした意味は何だったのですか、と言いたくなりますよね。

 これは、前川氏の“極めて薄弱な根拠で規制緩和が行われた。公平、公正であるべき行政の在り方がゆがめられた”という指摘が正しかったことを安倍首相自身が自ら白状したのと同じ。
 何のために国家戦略特区という枠組みを使ったのかは知る由もありませんが … 獣医学部新設は、国家戦略特区の枠組みでやる必要はなかったということ。[#枠組み]
 そこまで気づいたのなら、この際、今治市でやろうとした国家戦略特区を使った獣医学部新設の件は、“ご破算で願いまして”ということでなかったことにするのが良い


◆ 自分の過ちに気づいたら、直ちにそれを修正するのが本当の君子。

 “君子豹変す”なのです。それは恥ずかしいことではありません。誰にでも過ちはある。過ちをとり繕って詭弁を弄するのは最悪なのです。[#君子豹変す]
 幸いなことに、文部科学省からの学部新設の認可はまだ出ていないとか。このままズルズル進めて教育行政に大きな禍根を残すよりも、よほど良い。
 今治市や加計学園の関係者には大きな迷惑がかかることになりますが、政府の手続きに不備があったのだからやめるしかない。彼らには何らかの損害賠償をしてやればいい。
 もし本当に獣医師が不足して困るのなら、国家戦略特区と関係なく教育行政としてやればいい。手段はいくらでもあります。(→ 注1)
 国家戦略特区は、あくまでも経済活性化の手段なのです。そして、それには、よほど注意しておかないと“利権”がつきまとうものなのです。(→ 注2)
 余談ですが、小泉純一郎氏は、君子かも。彼は元々は原発推進派でしたが、福島原発事故を契機に原発のことを調べていくうちに原発推進が間違いだったと気づき、今は徹底した反原発主義者になりました。

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●(注1)  獣医師不足を解消する方法などについては、2017.6.10のブログ 『“国家戦略特区”は安倍利権の温床になっているのかも』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2r6tvTa
●(注2)  国家戦略特区の本来の主旨などについては、2017.6.17のブログ 『もうひとつピリッとしたところがない』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2sGpVCj


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