共感工房 “さすがにイギリスは歴史と伝統の国”

◆ イスラエルへの対処の仕方はイギリスのやり方が最善だと思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ネタニヤフ氏、人質死亡で謝罪も「譲歩」拒否 バイデン氏は不満表明 ⇒ https://x.gd/owfP3 ■

 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は2日の記者会見で、パレスチナ自治区ガザ地区で人質6人の遺体が見つかったことを謝罪しつつも、イスラム組織ハマスとの停戦交渉での「譲歩」を拒否する姿勢を重ねて強調した。

 ネタニヤフ氏は、「(人質6人を)生きて連れ戻せなかったことについて許しを請いたい」と語った。

 バイデン氏は首都ワシントンで、停戦に向けカタール、エジプト両国の担当者と共に折衝に当たっている米当局者と面会。ホワイトハウスによると、バイデン氏は人質が殺害されたことに「動揺と怒り」を表明した。

 一方、英国もこの日、重大な国際人道法違反行為に使用される「明確なリスク」があるとして、一部兵器の対イスラエル輸出停止を発表するなど、ネタニヤフ政権への圧力は高まっている。


◆ ネタニヤフ氏は、当初から“ハマスの壊滅”を強調していました。

 イスラエルは、はじめから“人質奪還”はそれほど重視していないと思います。自分の思いを実現するためには手段を選ばないのがネタニヤフ氏流のやり方。[ #手段を選ばない ]

 なので、イラン訪問中のハマス指導者をイランにまで出向いて暗殺するし、世界が反対していても、ガサの無差別爆撃なども何の躊躇もなくやっている。

 そんな状況を、イギリスは、これではまずいと考えているらしい。

 先日、イギリスは“ネタニヤフ氏への逮捕状請求に反対しない”と宣言していましたが、今回は、“イスラエルへの一部の武器輸出を禁止する”政策を実行するらしい。(→ 注1)

 さすがに、長年のイスラエルとの協力関係を根底から覆すことはイギリスにもできないから、遠回しに圧力をかける。[ #遠回しの圧力 ]


◆ ネタニヤフ氏の強引なやり方を放置していたらイスラエルは世界から孤立してしまう。

 そのことをイスラエル国民に気づかせることが大切。イスラエル国民がそこに気づけば、ネタニヤフ政権をイスラエル国民の力で平和裏に引退させられる。[ #国民の力で ]

 それが、国際情勢を上手に渡り歩いてきた長年の伝統と経験に基ずくイギリス流です。そこらあたりが、何でも力まかせに邁進するアメリカ流とは少し違うのだと思います。

 イギリス流のやり方は、的を射ていると思います。日本としても、そんなイギリス流を身に着けることが大切だと思います。

 日本の皇室は、何かを勉強する場合はイギリスに留学させる。単純に最先端の勉強をするだけならアメリカの大学の方が適切ですが、イギリスは歴史と伝統も身につけられる。[ #歴史と伝統 ]

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●(注1)  イギリスの遠回しの圧力云々については、2024.08.08のブログ『ハマスは過激路線になった』をご覧ください。[→ https://x.gd/EzMaE ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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