共感工房 “長期戦の様相になってきた”

◆ 数週間でケリがつくはずだったロシアーウクライナ紛争は、完全に長期戦の様相になってきました。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ロシア西部戦線、長期化か 越境・占領「奪還に数カ月」―24日でウクライナ侵攻2年半 ⇒ https://x.gd/iILFu

 ロシアのウクライナ侵攻開始から24日で2年半となる。ウクライナ軍は今月、欧米製兵器も使ってロシア西部クルスク州を越境攻撃し「1200平方キロ以上」(同軍)を占領。


 ◇米大統領選控え

 電撃作戦の背景には、和平の行方を左右する11月の米大統領選前に、先手を打つ思惑が透けて見える。返り咲きを期するトランプ前大統領はウクライナ支援に後ろ向き。トランプ氏が当選すれば「負け戦」のまま停戦を強いられる恐れがあり、交渉でロシアから譲歩を引き出せる「カード」が必要だった。

 ただ、西側諸国が供与した兵器はウクライナ領内で使うのが原則。ロシア本土の攻撃に使用されれば、「国家存立の危機」と見なすプーチン政権が核兵器もちらつかせながら、西側を「交戦相手」として扱いかねない。


 ◇兵力不足響く

 ウクライナ軍がクルスク州方面に投入したのは約1万人との報道がある。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ロシア軍がウクライナ東・南部4州の占領地から急きょ転戦させたのは約5000人。本来なら2万人以上が必要とされる。兵力不足の中で早期奪還は容易ではない。

 プーチン政権は今月1日から志願兵に支給する一時金を増額しているが、兵力を補充するための応急措置とみられる。こうした中、ウクライナ軍はクルスク州の占領地を広げようと橋を次々と破壊。河川でロシア軍が越えられない自然の防御線を築いた。

 選管当局は21日、クルスク州で統一地方選の一部を延期しながら、プーチン氏が指名した候補が出馬する知事選は通常通り行うと発表した。「プーチン政権は(越境攻撃が)日常だと国民にすり込もうとしている」。


◆ これは、アメリカの軍事関係者が描いたシナリオ通りだと思います。

 ロシアはアメリカ以上の核兵器大国。しかも、アメリカは、かつて日本に対して核兵器を使った実績がありますが、ロシアはまだ核兵器を実際に使った経験はない。

 そもそも、兵器というのは、実際に使ってその威力を見せないことにはさほどの意味はない。だから、ロシアは核兵器を使いたくてウズウズしているはず。

 もちろん、アメリカもそのことは充分に承知している。だから、戦争好きな一部のウクライナ人のとんがった行為も大目に見ているのだと思います。

 それに、ウクライナ人の戦闘好きは昔から有名。つまり“コサック兵”。コサック兵は勇猛果敢で、かつては、欧州各地に派遣されていたとか今風に言えば“傭兵”。[ #コサック兵 ]

 つまり、働き口の少ないウクライナの若者にとっては、コサック兵は憧れの存在だったのだと思います。


◆ これは、アメリカの軍事関係者にとっては、実に、好都合なのです。

 大々的にウクライナを軍事支援すれば、ロシアも本気で怒る。ロシアに核兵器を使わせる口実にもなる。

 コサック兵の伝統を引き継ぐウクライナに対しては、人の直接的支援は必要ない。アメリカは、ロシアの反応などを注意深く見ながら武器弾薬を小出しに提供していればいい

 ロシアーウクライナ紛争の当初の頃は、ウクライナをどうやってNATOに参加させるかか議論になっていましたが、今では、NATO云々などどうでもいい感じ。[ #NATOはどうでもいい ]

 今では、アメリカに代わってウクライナがロシアと“代理戦争”している雰囲気。私がウクライナなら、すぐにこの戦争をやめます。

 アメリカの軍需産業は潤い、アメリカの宿敵のロシアの国力は削がれる。そして、ウクライナは将来を担うべき若者は死に、国のインフラなどは無茶苦茶になるだけのこと。

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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