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題... 仏独は米英とはスタンスが違う

◆ 西側諸国も、ロシアに対して必ずしも一枚岩ではない。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 仏独首脳、プーチン氏にゼレンスキー氏との直接対話促す ⇒ https://bbc.in/3NJnRAs ■

 フランスとドイツの首脳は28日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話で会談し、ウクライナの大統領と「真剣な直接対話」をするよう強く促した。さらに、世界的な食料価格高騰の中、ウクライナに滞留する大量の穀物などを出荷できるよう、南部の主要港オデーサの封鎖解除を求めた。ドイツ首相府が公表した。

●戦争捕虜の解放も促す

●穀物の出荷を

●東部主要都市で市街戦


<解説> 戦争が作り出す複数の「現実」――ジョー・インウッドBBCウクライナ特派員

 欧州連合(EU)二大主要国の首脳が、ロシア大統領と直接話をしたのは重要だ。

 ロシア軍がウクライナ東部ドンバスで戦果をあげている中で、仏独はロシアに外交による紛争解決を呼びかけた。西側の全同盟国がこれに同意しているわけではない。領土割譲を引き換えに和平を受け入れるよう、ウクライナに圧力がかかる懸念があるからだ。


◆ フランスやドイツは、ロシアとも“win-winの関係”を構築したいらしい。

 それは、当然だと思います。ロシアは、今では“共産主義国”ではない。

 もちろん、ロシアのプーチン大統領が“強面”で自分の主張を言い張るのは癪に障る。でも、現在では、ロシアはエネルギーや食糧関係では商売相手として重宝されている

 ところが、イギリスやアメリカは、フランスやドイツなどとはちょっと違う感じ。アメリカやイギリスは、今も、覇権主義的な政策を志向している印象です。

 イギリスやアメリカなどは、ロシアと仲良く“ご近所づきあい”をしなくても、エネルギーなどのいわゆる“戦略物資”的な基礎的資源を自分で何とか出来る。[ #戦略物資 ]

 ならば、ロシアなどなくなった方が良いとさえ考えている雰囲気。もしロシアに核兵器がなかったら、イギリスやフランスは率先してウクライナ戦争に参加したと思います。


◆ そうなれば、ロシアもイラクの二の舞。

 アメリカとイギリスが本気になれば、イラクなどアッと言う間に潰されてしまう。アメリカの強大な軍事力には、軍事力で対抗できる国はありません。中国は対抗できるか?

 そもそも、ロシアの通常軍事力はアメリカや中国などの軍事大国とは比較にならないほど小さく、インドやイギリスよりも小さいのです。(→ 注1) [ #通常軍事力 ]

 私などから見れば、良くまぁ、あの程度の軍事力で他国に侵攻できるなと思います。

 その度胸は見上げたものですが、そんなことをすれば、かつて日本が“満州国”の建国に失敗したのと同じような目にあうのは、“火を見るより明らか”ではないかと思います。

 悪いことはいわん。ロシアも、そろそろ“引き際”を真剣に考える時です。[ #引き際 ]

~~~~~

●(注1)  ロシアの通常軍事力については、2022.05.24の『ロシア軍は意外に強くはなかった』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3wUZ3P8 ]

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