共感工房 “バイデン大統領は意外に守旧的なタイプ” 3 Y.mizu 2025年1月5日 11:30 ◆ バイデン大統領は、なぜ、日本製鉄のUSスチール買収をやめさせたいのですかね?~~< 以下 引用 >~~ ■ 日鉄、米政府提訴へ=USスチール買収阻止に反発―大統領決定、政治的で法令違反 ⇒ https://is.gd/ocZ6He ■ 米鉄鋼大手USスチールの買収計画を中止するようバイデン大統領が命じたことを受け、日本製鉄は3日付で、USスチールとの連名により「法的権利を守るためにあらゆる措置を追求する」との声明を発表した。 日鉄は声明で、命令は「バイデン大統領の政治的な思惑のためになされ、米国憲法上の適正手続きと、対米外国投資委員会(CFIUS)を規律する法令に明らかに違反している」と批判。 USスチールのブリット最高経営責任者(CEO)も3日、「恥ずべき、腐敗したものだ」と厳しく指摘する声明を発表した。◆ USスチールとの連名という点が大切だと思います。 鉄に関する技術では、現在は、日本製鉄の独壇場だと思います。 車にしても船にしても、軽くて強い素材の鉄を作るには、日本製鉄の製鉄技術が不可欠になっています。[ #製鉄技術 ] その軽くて強い鉄の技術の代表格が日本製鉄の“高張力鋼”。“重くて強い素材”なら作るのも簡単。でも、それでは誰も使ってはくれません。 要するに、日本製鉄は、USスチールを買収してアメリカでのシェアを伸ばそうとしている。結果的には、それが名門企業USスチールの救済にもなるのです。 しかし、なぜか、この買収には労働組合が難色を示したらしい。なぜなのかは私は知りませんが、要するに、斜陽部門の整理でクビになるのを心配したのでしょう。 世の中は、“スクラップ&ビルド”は避けて通れない。それをしなければ、そのうちに潰れるのです。バイデン大統領も、そこを理解できていない。[ #スクラップ &ビルド]◆ “鉄は国家なり”なのですね。 “鉄は国家なり”ということばは、1901年に、八幡製鉄の“火入れ式”の時に伊藤博文氏が言ったことばらしい。[ #鉄は国家なり ] 伊藤博文氏は、これからは何を作るのにも鉄が不可欠だから、鉄の生産に力を入れるのは国家としても大切なことという主旨だったのだと思います。 今は、鉄だけではなく、さまざまな用途にそれぞれ適切な素材が開発されていますが、強度が大切な素材としては、やはり鉄が最善でしょう。 でも、かつては全米の鉄の生産の3分の2を占めていたほどの巨大企業のUSスチールも、技術開発には遅れをとり、今では斜陽企業になってしまったらしい。 そこで、日本製鉄が買収に名乗りを上げたということでしょう。日本製鉄の最先端の鉄生産技術を導入すれば、USスチールも再生できると思います。[ #コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房 ] ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #コラム #ブログ #天の邪鬼 #天眼流 #共感工房 #スクラップ #鉄は国家なり #製鉄技術 3