題... 総合的・俯瞰的にみれば、ダメな首相
◆ いよいよ、わけのわからないことになってきた印象。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 菅首相、推薦リスト「見てない」 会員任命で信条考慮せず―学術会議会長と面会も ⇒ https://bit.ly/3lrRoAn ■ 菅義偉首相は9日、首相官邸で時事通信などのインタビューに応じた。日本学術会議の会員候補6人を任命しなかった問題で、会議側が作成した105人の推薦リストは「見ていない」と表明。 首相によると、会員任命を最終的に決裁したのは9月28日。「会員候補リストを拝見したのはその直前だったと記憶している。その時点では最終的に会員となった方(99人)がそのままリストになっていた」と述べ、6人の排除に関与し得る立場になかったと強調した。 6人が政府の会員候補リストから漏れた経緯や理由、誰が判断したのかが引き続き焦点となる。
◆ もしそれが事実なら、菅首相周辺のお付きの誰かに、菅首相がいいように踊らされているということになる。
にわかに信じ難いことですが、そんなことがあるのですかね? あるとしたら、誰からリストをもらったのかを調べれば、すぐにわかりましょう。
何か、とぼけた話に感じます。もしかしたら、官僚がしなくてもいい“忖度”をしてこの6人を排除していたのかも? それならありうる話。[ #官僚の忖度 ]
~~< 以下 引用 >~~ [理工系93学会が緊急声明 「任命拒否を憂慮」―学術会議問題 → https://bit.ly/34NmsEa ] 任命を拒否された6人は人文・社会科学系の学者だが、日本地球惑星科学連合の田近英一会長(東京大教授)は記者会見で、「理系でも起こり得る話。学術に基づいた自由な言動が制限されることは学問の自由の制限につながる」と述べた。 日本物理学会の永江知文会長(京都大教授)は、拒否の理由が説明されない点を問題視し、「忖度しないとならない世界は、科学者から見れば変な世の中だ」と批判した。
◆ 科学者が政権を忖度していては、まともな世の中にはなりません。
原子力関係の“御用学者”などが好例。科学の専門家でありながら、政治を忖度するとこんなことになる。科学者は、あくまでも、科学を忖度すべき立場。[ #御用学者 ]
なまじ正直な菅首相は、そんなことも気づかずに、“105人の推薦リストは「見ていない」と表明”したとなると、こりゃ、ひと悶着ありそうな予感。
以前の説明と矛盾しています。5日の記者への説明では、“推薦された方をそのまま任命してきた前例を踏襲して良いのか”と言い放っていました。(→ 注1)
ということは、6人を排除したのも、あらかじめ知っていたということになります。
余計なことを言わずに、せっかく官僚が用意してくれた“総合的・俯瞰的な見地から任命した”ということで押し通すしかなかった気もします。
◆ 余談になりますが、大掛かりな施設などをデザインする時は、ちょっとしたコツがあります。
私の場合、まずは全体を“鳥瞰図”的なものでながめて構想しながら、部分をプロットしていくのが手順になります。[ #鳥瞰図 ]
高いところから全体をながめる(つまり、総合的・俯瞰的な見地から見渡す)と、全体の様子が良くわかる。そうすることで、具体的な動線計画などもやりやすくなります。
昔は“ドローン”もなく、高いところから全体を詳細に見渡すことは難しいものでした。今は、各種のドローンが実用化され、そんなこともやりやすくなったと思います。[ #ドローン ]
“総合的・俯瞰的”というのは、たぶん、官僚が書いた原稿だと思います。いかにも官僚らしいうまい表現。菅首相にはそんなうまい表現力はないと思います。
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●(注1) 菅首相の5日の説明のことは、2020.10.06のブログ 『“やぶ蛇”の菅首相』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3lm70W6 ]
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