共感工房 “誰が自民党総裁になりますかね?”

◆ いよいよ、自民党の総裁選がはじまった。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 総裁選告示にらみ政策発信を強化 小泉氏、残業規制緩和訴え ⇒ https://x.gd/i5jGh ■

 小泉進次郎元環境相(43)は東京・銀座で街頭演説し、一人一人の選択肢を増やすため残業規制の緩和を訴えた。石破茂元幹事長(67)や、小林鷹之前経済安全保障担当相(49)、茂木敏充幹事長(68)らは党員・党友票を意識し地方で支持拡大を図った。

 7日の小泉氏の街頭演説には約5千人が集まった。小泉氏は、1年以内に働き方などの選択肢拡大を実現すると強調。「働きたいのに働けない人がいる。健康を大切にした上で自分らしい生き方ができる社会にしていく」と述べ、残業規制緩和の必要性を主張した。


◆ それにしても、小泉進次郎氏の人気は凄いようです。

 目立ちたがりのフリージャーナリストのトンチンカンな質問も頭の回転の速さでうまく乗り切り、小泉氏は順調な滑り出しに見えます。

 さすがは、“ライオン丸”と異名をとった小泉純一郎氏がじっくり育ててきた進次郎氏。頭の回転の速さと、ものごとに動じない発言は、父親譲りなのですね。[ #父親譲り ]

 しかも、父親の思想をついで、今度は“自民党の構造改革”をめざしているらしい。蛇足ですが、純一郎氏の最大の失敗は、“隠れ利権派の安倍晋三氏”を後継に指名したこと。[ #隠れ利権派 ]


 ところで、“残業規制緩和”は、ある意味的を射た政策。企業は、過労死云々と言うよりも、単に人件費を抑えるために残業を厳しく規制しています。[ #残業規制緩和 ]

 なので、賃金の安い内需型の地方の工場などでは、残業が出来なくると生活に支障をきたす。ということで、ダブルワークやトリプルワークで働いている人も少なくない。

 当初は、“外国人労働者や主婦のパート”などがそれをカバーしていましたが、今は、円安で外国人労働者も日本には来てくれない。

 私が、“最低賃金”の引上げを強調するのも、そんな現状を知っているからです。[ #最低賃金 ]


◆ 小泉人気が続けば、それはそれでおもしろいのですが、私の懸念は、そういうことではない。

 進次郎氏は、まだ、43歳で首相には若すぎるという点。人生50年の時代ならちょうどいいのですが、今は人生80年の時代

 それに、自民党の総裁は3期9年までという定年のような規定があります。1期3年だから、9年は自民党総裁をやれる。9年後なら進次郎氏は52歳。

 52歳と言えば、政治家としては駆け出しの年齢。大組織の自民党では、50歳を過ぎたあたりから党内での信頼も本格的になる。“政治家として脂が乗りきる”のは50代”。

 だから、純一郎氏は、若いうちは“YKK”と言われていた自民党内の派閥とは関係のない政策研究会のようなグループで政策の議論に明け暮れていたようです。

 いわゆる“派閥”に所属すると、政策の研究よりは“利権の確保”だけに血道を上げるようになる。選挙に受かることが第一の政治家としては、そうなるのは避けられません。[ #派閥 ]


◆ だから、純一郎氏は、進次郎氏には“総裁選にでるのは50歳を過ぎてからにしろ”とアドバイスしていたらしい。

 私も、それには同感です。52歳で現役引退したら、あとはどうするつもりか。

 脂が乗り切った時期にやることがなくなれば、麻生太郎氏や二階俊博氏などのように、ロクでもない派閥抗争などにうつつを抜かすようになる

 まぁ、進次郎氏の場合、“派閥”には所属していないので、派閥抗争に巻き込まれる心配はないのですが … 党内で浮いてしまうことにもなりかねません。[ #派閥抗争 ]


 それで失敗したのが、河野太郎氏でした。

 私は、前回の自民党総裁選では河野太郎氏が自民党総裁になるかと期待しましたが、派閥の親玉の麻生太郎氏に煙たがられて、河野太郎氏は総裁になれませんでした。

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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