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題... 何をかいわんや
◆ いやはや、さすがに、驚くべき発想です。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 自民・森山氏、金融庁の報告書「もうないわけですから」発言にSNSで反発広がる ⇒ http://bit.ly/2KhLq6C ■ 夫婦の老後資金として「30年間で約2000万円が必要」との試算が盛り込まれた金融庁の報告書について、自民党の森山裕国対委員長が「この報告書はもうなくなっている」と発言したことに対し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で波紋が広がっている。 この報告書を巡っては、麻生太郎副総理兼金融担当相が11日の閣議後記者会見で、「政府の政策スタンスと異なっており、正式な報告書として受け取らないことを決定した」と述べ、受け取りを拒否する意向を示していた。
◆ “受け取らないことにした”で済ませられる問題ではありません。
仮にも、あの報告書は“審議会”の検討用に提出されたものだという。[ #審議会 ]
そもそも、審議会は、政府の方針を決めるために専門的な見地から審議し、いわば、政府の方針にお墨付きを与えるための公式の会議です。
なので、政府の意向に沿うような“御用学者”や“有識者”などが審議会メンバーに集められます。政府と反対の意見を持つ人は、メンバーにさえなれません。
会議自体は“しゃんしゃん総会”的なものですが、所管省庁が事務局になり、政府が想定したシナリオでメンバーも審議内容もリードしていきます。[ #しゃんしゃん総会 ]
つまり、事務局が入念な根回しで準備した資料こそが、“政府の意向”なのです。[ #政府の意向 ]
それを、受け取らないことにしたとは、いかにも、おかしい。それどころか、はじめから“なかったことにしよう”というやり方は、国民をバカにするにもほどがある。
政府内部でどんな手違いがあったのか知りませんが、徹底的に追及すべき問題です。