題...　適切な判断だと思います

◆ 私流に見れば、プーチン大統領の剣幕も、だいぶ落ち着いてきたように見える。

～～< 以下 引用 >～～　　　■プーチン大統領、マリウポリ制圧を宣言－製鉄所の攻撃停止を指示 ⇒ https://bit.ly/3vzhHvg ■

　ショイグ国防相はテレビ中継されたプーチン大統領との会談で、マリウポリのアゾフスタル製鉄所には引き続きウクライナ軍兵士2000人余りが立てこもっていると説明したが、大統領は「マリウポリという南部の要衝を掌握したことは成功だ」と述べた。

　大統領はロシア軍兵士の命を救うためだとして、アゾフスタル製鉄所への攻撃中止をショイグ国防相に指示。同時に「ハエ１匹通り抜けられないような封鎖」を命じ、同製鉄所に残っているウクライナ軍兵士に投降を呼び掛けた。

◆ 今になって考えれば、当初から、この作戦を選択していればもっと早く目的を遂行できたと思います。

　私もこの様子をテレビ中継で見ましたが、プーチン大統領とショイグ国防相の会談は、普通の大きさのテーブルに変更されていました。

　ウクライナ侵攻の当初の頃は、この二人は巨大なテーブルをはさんで１０ｍ以上離れていて、とてもじゃないが会談という感じではありませんでした。

　プーチン大統領も、ここへきて、通常の精神状態を取り戻したということだろうと思います。それだけ、この戦果は大きいということ。

　恨み骨髄の憎い相手とは言え、これ以上アゾフ連隊の掃討作戦を続けても、ロシア軍にもメリットはない。[ #アゾフ連隊の掃討作戦 ]

　外に逃げ出せないなら、シベリアの捕虜収容所などに拘束しているのと結果的には同じこと。私も、プーチン大統領の判断に賛成です。

◆ あとは、ウクライナ政府がこの結果をどう受け止められるかにかかっています。

　そして、戦争終結に向けてウクライナ国内の世論を導いていくことが大切と思います。

　ウクライナのゼレンスキー大統領も、これまでは世界世論を喚起して反ロシアを煽ることに力を入れてきましたが、この事態を冷静にとらえるスタンスが必要。

　ウクライナは、東部方面の戦闘に負けました。東部方面はロシア軍が実効支配する状況になったわけですが、ウクライナ全土が支配されたわけでもありません。[ #実効支配 ]

　ウクライナもこの事実を冷静に受け止め、それなりに達観することも大切と思います。これ以上、仲間内の勢力争いに無関係な外国を巻き込んでも、傍迷惑に他なりません。

　ちなみに、ロシアは、一度失効支配した地域は決して手放しません。それは、日本の北方領土の顛末が物語っています。