題... アメリカは自国民保護に熱心な国
◆ アメリカは、ついにガマンできなくなったようです。
~~< 以下 引用 >~~ ■ クルーズ船から米国民退避 チャーター機、16日に日本着 ⇒ http://bit.ly/2vDFsHi ■ 米政府は15日、在日大使館を通じ、新型コロナウイルスの集団感染が発生し、横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から米国人の乗客乗員を退避させるため、チャーター機を日本に派遣すると発表した。大使館によると、チャーター機は16日夜に日本に到着する。
◆ まぁ、無理もないと思います。
クルーズ船は、船内の居住空間が狭く、部屋ごとの換気などにも限界があろう。客室はともかくとしても、特に、乗務員の居住空間は閉塞感の極致だと思います。
豪華客船ではあっても、“病院船”として設計されていないし設備等もない。クルーズ船内では、地上のホテルや病院なみの衛生管理は徹底できないと思います。[ #病院船 ]
だから、毎日、新しい感染者を創出している現状。隔離観察14日云々にしても、次から次に新しい感染者が出てきたのでは、いつから14日と判断すべきかもわからない。
“船内パンデミック”の様相になっています。クルーズ船内に留め置いて隔離観察するというやり方は失敗したのです。[ #パンデミック ]
余談ですが、昔愛読していた“西村寿行氏”の“病院船”を思い出しました。内容の詳細は忘れてしまいましたが、やはり、西村寿行さんの慧眼はすごかったのですね。
◆ アメリカ政府は、たぶん、そう考えたのだと思います。
私がアメリカの当局者でも、自国民保護の観点からしかるべき施設に退避させると思います。このまま放置すれば、感染していない人もいずれ感染してしまう可能性が高い。
日本にとっても、アメリカがチャーター機で迎えに来てくれれば助かる。4000人近い人を隔離観察できるような施設は、たぶん、日本にはないと思います。
問題は、チャーター機などで自国民を引き取れない国の乗客や乗員。そんな人たちをどうするのかということが、新しい課題として浮かび上がってきました。[ #チャーター機 ]
それにつけても、受け入れ先がなくて漂流状態だったクルーズ船の“ウエステルダム”をカンボジア政府が受け入れてくれた英断には頭が下がります。
日本の当局者とはだいぶ意識が違うようです。