徒然’ @ここでも“記憶に頼らず記録せよ”が大切
… こんな会社まであるとは、驚き。
< 以下 引用 > ■ ブラックバイト初の逮捕者…暴行被害訴えた学生「やっと一歩進んだ」 ⇒ http://bit.ly/2fYbdhd ■ 千葉県にあった飲食チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜 北習志野店」で、アルバイトの男子大学生の顔を殴ったなどとして、千葉県警は11月28日、元従業員の男性(53)を暴行容疑で逮捕した。男子学生を支援するブラックバイトユニオンによると、ブラックバイト問題で逮捕者が出るのははじめて。
… こうなると、もはや、暴行傷害や脅迫などの刑事事件。
そんなことをする連中は管理者としての資質は皆無で、交渉にもなりません。最善策は、そんな気配を感じた時点ですぐにやめること。“君子危うきに近寄らず”。[#素早い対処]
早めにやめれば、そんな連中も“深追い”はしないと思います。でも、ズルズル続けていると、相手も“せっかくうまくいっていたのに”という気になり、現状に固執することになります。
… それにしても、よくまぁ、ガマンしたものだと思います。
私なら、暴行や脅迫があった時点で、すぐに警察沙汰にします。その際は、それなりの証拠になるものも準備しておきます。[#証拠の準備]
たとえば、医者の診断書なども準備しておき、勤務実態なども“自分なりに記録に残す”ようにします。相手と大事な話をする時も、できれば、テープにとっておきます。
… こんな場合も、“記憶に頼らず、記録せよ”が大切なのです。[#記録]
私はコンサルとしていろいろな現場で各種の調査などをすることが多いのですが、取材はすべてテープに記録するし、気づいたことはすべてメモにしておきます。
それらは、あとで大変役立つことになります。もし裁判沙汰にでもなれば、メモレベルの記録でも正式な証拠として採用される可能性もあります。
管理者研修などでは、研修会の前にいくつか“心構え”をみんなに唱和してもらいますが、そのひとつに“記憶に頼らず、記録せよ”というのがあります。大切なことなのです。
… ちなみに、ちゃんとした管理者は“厄介者をやめさせる”のに苦労することが多いもの。
実は、このコラムと真逆のケースもあります。“労働者の権利”をタテに“居座ってしまう”人が少なくありません。会社も、厄介者に居座られてしまうと対処に困ります。
仕事はサボるし、他の社員への迷惑行為などもあって早くやめさせたくても、明確な就業規則違反などがない限り、労働者にも権利があるので簡単にはクビにできないのです。[#労働者の権利]
世の中は、実に、ややこしいものなのですよね。