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題... 環境変化で常識は変わるものです
◆ 常識というのは、環境変化で変わるものなのです。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 「円安=プラス」の常識揺らぐ? 輸入価格の上昇懸念【けいざい百景】 ⇒ https://bit.ly/3xeqLaE ■
今年3月から急速に円安が進行しており、一時1ドル=130円台と約20年ぶりの安値を付けたほか、ユーロなど他の主要通貨に対しても下落傾向にある。円安は輸出の追い風となるため、日本経済にとって望ましいというのが従来の常識だった。しかし、最近は資源や食料品などの輸入価格上昇を招く「悪い円安」への懸念が台頭。以前と比べて円安のプラス面が薄れてきたとの声が増えている。
●円高で産業空洞化
円安になると、同じ製品を外貨建てでより安く販売でき、輸出競争力が増す。海外子会社が稼いだ利益の円換算額も膨らみ、いいことずくめだとされてきた。円高は海外の資源や資産を買いやすくなるメリットがあるものの、一貫して悪玉だった。
●燃料輸入で所得流出
資源輸入の増加は、海外への所得流出が加速し、国内の購買力が減少することを意味する。輸入面では円高の方が有利だが、ここへきて急速に円安が進み、ロシアのウクライナ侵攻に伴う世界的な資源価格上昇とのダブルパンチとなる格好。鉱物性燃料の輸入額は1~4月の合計で既に9兆円に迫り、通年では30兆円に達するとの試算もある。
●産業の国内回帰に期待も
ただ、円安で国内に製造業が回帰するかどうかは見方が分かれる。かつて大胆な為替介入を繰り返し、「ミスター円」と呼ばれた榊原英資元財務官(インド経済研究所理事長)は「日本企業はグローバル展開を進めており、国内に戻ることはあまり期待できない」と説明。
◆ たとえば、ホンダの“世界6極体制”が好例。
ホンダは、日本、北米、中国、アジア・大洋州、南米、欧州で、同時並行で開発を進める体制になっているらしい。同一車種でも6つの地域で生産する。
そうすれば、地域に応じた仕様変更にも柔軟に対応できるが、当然、設備の重複も出てくる。労働者の質にも差があるので一定品質レベルを維持する苦労もある。
でも、そうしないと、相手国の労働者の反感を買うし、貿易不均衡の声もやかましくなる。日本だけのことを考えていてもダメ。お互いにメリットがないとうまくいかない。
シビックを対米輸出し始めた頃、デトロイトのビッグ3の労働者が日本の“走る棺桶”を打ち壊せとキャンペーンしていたのをテレビで見て、私はショックでした。[ #走る棺桶 ]
消費者には消費者の都合もある。消費者にも労働者が多いし、良い製品を安く売っているだけではすまない。製造業は、良い製品を安く売ればいいというものでもない。
◆ 実は、“雇用”も大切。輸出ではなく消費地生産なら、相手国の雇用にも貢献できる
雇用機会を増やすのは、行政の至上命題。雇用すれば、労働者は反発しないし貿易摩擦もない。労働者も日本の管理技術をオンザジョブで学べる機会になり、良いことづくめ。[ #雇用 ]
トヨタがロシアに大きな工場をつくった時には、竣工の式典にわざわざプーチン大統領が出席したほどでした。
今回のロシアの経済制裁を見ても、外国企業がロシアから続々と撤退していて、行政担当者は気が気ではないと思います。
日本は、安く働いてくれる労働者が不足していて、外国人労働者に頼っている。外国からの出稼ぎ労働者は、為替の高い国の方が稼ぎが大きいという側面も忘れてはいけない。
ついでに指摘しておけば、ホンダが小型ジェット機市場に参入する時には、小型ジェット機の巨大な市場であるアメリカに開発拠点を置きました。
日本で小型ジェット機をつくっても、どうせ、大して売れない。消費市場で作れば、マーケティングにも便利になります。[ #マーケティング ]