共感工房 “厭戦気分が増してきました”

◆ 私は、いい傾向だと感じています。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ウクライナ反攻、欧米支援国に届く情報は厳しさ増す 「最も困難な局面」 ⇒ https://is.gd/yHcwcD ■

 ウクライナの反転攻勢が始まって数週間が経過し、欧米当局者の間ではウクライナ軍の領土奪還能力に関して厳しい見方をする傾向が強まっている。最新の情報について報告を受けた米高官や欧米当局者4人がCNNに明らかにした。

 上級外交官の一人は「今後2~3週間は引き続き、戦果を挙げるチャンスがあるかどうか見極める時間が続くだろう。ただ、紛争のバランスを変えるほどの戦果を本当に挙げられるかと言えば、その可能性は極めて低いと思う」と語った。

 こうした最新の分析は、反転攻勢開始時の楽観的な見方が一変したことを示す。取材に応じた当局者らは、当初の期待感は「非現実的」なものだったと指摘。今や一部の欧米諸国からウクライナに対し、和平協議の開始を迫る声が出ている状況だと明らかにした。領土割譲の可能性を検討するよう求める声も出ているという。


◆ ゼレンスキー氏の目論見も、短期的にはともかく、長期的な戦いとなるとうまくはいきません。

 戦いが長期化してくると、国民の神経がもちません。ウクライナ国民も、そろそろ、長期化してきたロシアーウクライナ戦争に嫌気してきたのではないでしょうか。[ #戦争に嫌気 ]

 一方のロシア国民は、徴兵強化は嫌でも、ウクライナ国民ほどではないと思います。

 私は、どこの国の国民も、(タテマエはともかく)ホンネは “自分の生活を最も重視する”と考えています。その点では、ロシア国民もウクライナ国民も同じと思います。[ #自分の生活重視 ]

 ロシアは、最近では、落ちぶれてきた感じはありますが、まだまだ軍事的にも経済的にも大国。人口も少なくはないし、国土も広く資源も豊富なのです。

 ならば、うろたえなくても自分の計画を着実に進めていけば大抵のことはうまくいく。エネルギーや食料などの戦略物資のほとんどを自給自足できるのは大きな強み。[ #戦略物資を自給自足 ]


◆ また、ロシアは、こと“領土”については、昔から妙に執着する国。

 わが国の“北方領土”の経緯を見ても、それは良くわかります(→ 注1)

 アメリカは頃合いを見て占領した沖縄を日本に返還しましたが、ロシアは占領した北方領土を日本に返還する気配はない。日本は、何十年も返還交渉していますが進展しない。

 それどころか実効支配にますます力を入れ、北方4島に自国民を移住させてしまう。もはや、北方領土は昔からのロシアの領土のような扱いになっています。

 日本のような資源や軍事力のない国から見れば、ロシアはうらやましい限りの強国なのです。日本は、徳川家康のように、お茶を濁しながら気長に機会を待つしかありません。

 ウクライナとしても、自分の実力やおかれた状況などを“達観”し、他国の支援を必要以上に期待しないで、折れるべきは折れるのが得策だと思います。[ #達観する ]

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●(注1)  北方領土云々のことについては、2023.08.07のブログ『“核兵器は悪魔の兵器です”』をご覧ください。[→ https://is.gd/HEoOML ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房


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