題... 農業分野でも権利の蹂躙が横行している?
◆ たぶん、そんなことだろうと思います。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 日本の種苗、中韓で無断流通か 「紅ほっぺ」など36品種―農水省が調査 ⇒ https://bit.ly/3i41a9z ■ 中国と韓国でインターネット通販されている果実の種苗の中に、「紅ほっぺ」や「紅ゆたか」など日本で品種登録された名称のものが少なくとも36品種あることが24日、農林水産省の調査で分かった。いずれも日本の開発者の許諾を得ていない。高品質で知られる日本産の果実は中韓でも人気があり、種苗が無断で持ち出された可能性がある。 中韓で日本の開発者が品種登録していれば販売差し止めなどの対応ができるが、多くは未登録だ。さらに出願期限も過ぎている。
◆ 日本人は、そんな点では、のほほ~んとしている人が多い。
もし、アメリカ人がそんな目に遭えば、トランプ大統領は経済戦争の勢いで怒る。
まぁ、私は、一般的な工業製品やネットのシステムなどでも、そんな事例がたくさんあるのだと思います。私も、かつて、ひどい目に遭ったことがあります。
私が開発した“株の鉄人レース”というネットゲームのシステムは、アッという間に日本中の証券会社がマネをしました。外資系のネット証券会社もマネをしました。
最終的には、何と、自分の著作物の権利には人一倍うるさい日経新聞社までが、何の臆面もなくマネをしました。
ネット上では、いわゆる“著作権”的なものは存在しないと達観していた方が良いと思います。要するに、ネット上では、“自由にマネをしてもいい”のです。
◆ なので、私は、“権利の確保”に注意するようにしました。
私の場合、その後、ネットを利用して何かに取り組む場合は、“システム特許”で自分の権利を確保するようにしました。[ #権利の確保 ]
ところが、その特許の手続きは思っていた以上に面倒で、お金もかかる。特に、外国で特許を成立させるのは大変な困難がつきまといます。
特許は“文書化”が必要。それは、弁護士がやってくれる(日本は、弁理士でも可)。弁護士でも、その分野の技術に精通した弁護士でないと文書化はできません。[ #文書化 ]
外国での特許申請は、弁護士探しから壁にぶち当たります。特許の類の文章は微妙な表現も多ので翻訳が難しく、なかなか、相手側にうまく伝わらないのです。
日本で成立した特許でも、アメリカで門前払いされるようなことも現実にあります。
◆ 日本政府は、国の威信をかけて、日本人の権利を確保してやることが必要です。
“種苗の品種登録”がどんなやり方になっているのか知りませんが、ともかく、その類のことは法的な方面の整備が必要なので、政府の役割。[ #政府の役割 ]
日本は、新種の開発とか新しい方法・やり方の開発などを得意にしている。そして、それらのしくみを輸出して稼ぐような“渡世”が、実は、“技術貿易立国”の考え方なのです。(→ 注1)
それらは、国際的な取り組みも大切だと思います。
日本が開発したものを何の制約もなく自由に外国に使われたのでは、技術貿易立国は成り立たない。技術貿易立国が成り立たなければ、日本に明るい未来はない。
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●(注1) “技術貿易立国”の考え方などについては、2019.08.11のブログ 『技術貿易立国というキーワード → http://bit.ly/2OYWaaH 』、2007.02.24のブログ 『生活文明郷-ビジョン → http://bit.ly/1lsxD8A 』、2007.03.12のブログ 『技術貿易立国だ-10 → http://bit.ly/2Ez6qQA 』などをご覧ください。
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