【回顧録】社内の「面倒くさい」を解消する Step.2
前回のStep.1において、ブラウザ上から賃貸借契約書は作成できるようになりました。
その後、システム機能追加を行い、賃貸物件の所在地・面積・構造といった情報の検索・表示ができるようにしました。
そして、入居時初期費用の請求書を印刷したり、書類送付用の封筒に宛名印刷したりできるようにもしました。
一つできることが増えると、その応用で機能を増やせるようになるものです。
次は、グループ会社で賃貸仲介を行う「株式会社フロンティア」が契約締結前に必要とする重要事項説明書を出力できると良かったのですが、これはすぐには実現しませんでした。
重要事項説明書を作成しようと思ったら、物件や建物所有者の情報を細かく入力しておく必要があり、項目によっては作成時直近の情報でなくてはなりません。
物件やオーナーの基礎的で重要な項目は編集できる者を制限しないと、ミスや混乱の元となります。
データベースに入力させるデータ項目は一気に増大することになります。管理戸数が多いとなかなかの案件ですが、今後起こるであろう面倒くさいことを考えるとやるしかない。
そういうことで、データ入力は私が一元的に入力を進め、システム開発も少しずつ進めていきました。
システムで重要事項説明書が作ることができるようになったのは、最初のシステムを立ち上げてから5年後の、2005年の事でした。
「面倒くさい」を解消するために、自分でデータ入力やシステム開発をしなければならなかったのは「面倒くさい」ことだったかもしれません。
しかし、将来起こりそうな面倒くさい事を先に解消しておくことは、自分にとって、みんなにとって、とても大事なことです。
少し先のことに目を向けつつ、一歩一歩前に改善は続きます。