ああっ、住所にふりがな振ってない・・・。~データベース奮戦記~
弊社は地元に根ざした不動産会社であり、賃貸不動産管理会社でもあります。業務で使用しているシステムは20数年前から私が自作しているウェブシステムをメインに使用しています。
さて、ある家賃保証会社の書類をシステム上で自動作成させるにあたって、賃貸物件の住所と住所のフリガナデータが必要になりました。
住所のフリガナ・・・?
今まで必要がなかったので、物件情報を記録したデータベースには住所のフリガナデータは登録していないどころか、フィールドの設定すらしていませんでした。
いざデータを整備しようとすると、登記上の所在地のフリガナと、住居表示のフリガナの二種類、約1,000件のデータを追加登録する必要があります。
さて、どうしよう・・・。
ここは必要な時にポチポチ打ち込むのではなく、一気に片付けたいところ。
まずはデータベースから物件IDと住所データを抽出してExcelシートに取り込みます。
そして、住所データを眺めながら次々と置換処理をかけていきました。
例えば、「香川県」を「かがわけん 」、「観音寺市」を「かんおんじし 」といった具合。
弊社は地域密着ということもあり、同じような地名が出てくることが多いです。そのため、県→市→町の順番で置換処理をかけていくと、だいたいうまく漢字表記の住所が、ひらがな表記の住所に変わっていくのです。
細かい所は個別に修正すればOK。
フリガナ用のデータベースフィールドを設定したら、後はひたすら物件データベースにフリガナデータを追加していきます。ここの部分はCSVファイルを読み込んでUPDATEかけるようなプログラムを作成して対応しました。
普段使っているのがExcelのデータであるとか、CSVファイルでの受け渡しが可能なシステムではそれほど面倒な作業はないと思います。
ちょっとした工夫で、全件手入力は回避できる場合が多いです。
システムで新たにデータを追加しなくてはならなくなったとき、参考にしてみてくださいね。