観察NOTE Vol.03 コンテンツ作りの基礎となる4コマ
私は、毎月ハッとひらめく 4コマワークショップという企画を主催している。会は至ってシンプルでお題に対して、4コマを書き、それをシェアするという会である。
限られた時間内で4コマを作る過程でのひらめき、また参加者の4コマを見聞きすることでハッとするような気づきや学びが得られる会として毎回10名程度の方に参加頂いている。
7月19日にも第16回目を開催してきた。
※開催レポート:ゆる~い雰囲気も特徴の4コマ ワークショップ
何気ない一言
1つ目のお題【あなたの日常/最近あったこと】のシェアを終えた後、参加者から「オチ(伝えたいこと)のコマは浮かぶのですが、その他の3コマをオチのため書くのが難しかったです。」
と何気ない一言があった。
そのときにハッとひらめいたのは、これはSNS(インスタグラムやTwitterと定義)が苦手としていることではないかと。
つまりSNSは、一コマのコンテンツしか作れないと。
クリエイターを目指すのであれば物語のあるコンテンツ作りにも取り組むべきか
その時、漫画を書いているクリエイターとの「最後の伝えたい5%のために無駄な95%の絵を書いているよ」という会話を思い出した。これはきっとミステリー小説や映画を作っている人も共通していることだと思われる。
つまり全てはオチのための引き立て役として、それ単体ではオチのない(面白くない)話を大量に考えて作っているのである。
SNSが良い悪いということではなく、特性としてSNSのコンテンツ作りはオチ作りのようなもの。つまりどれだけSNSのコンテンツ作りがうまいからといって、必ずしも書籍や映像などの時間軸やストーリーのあるコンテンツ作りができるわけではないということは理解しておく必要はあると思う。
少しその理由を強調するならば「有料コンテンツ作り」に影響すると考えているからである。クリエイターを観察しているとSNSでアップするコンテンツは、あくまで「無料」の価値として見られることをわかった上でアップしているように思われる。
課金を行う有料コンテンツはやはり安易に公開していないように思うし、それはSNS単体では表現しきれないなにかしら感動を与えるコンテンツのカタチで作り上げているなと。
コンテンツ作りの基礎となる4コマ
結局のところは、何気ない一言から4コマの魅力を再発見をしたという観察noteなんだけど、この魅力は多くのコンテンツ作りをする人たちに有効な方法になり得るのではないかなと。
インスタ映えという言葉が流行ったけれど、これからは4コマ映えするコンテンツ作りが一部の間でも流行ってもらえないものかなと。
最後に宣伝で恐縮だけど、まずはハッとひらめく4コマワークショップで一緒に楽しんで作っていければ幸いである。
※twitterではリアルタイムで観察メモをアップしていますので、よろしければそちらもご覧ください。