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ポケモンカード旧裏デッキ「ナツゴルヤドラン」~第2回杉並旧裏杯使用デッキ~

ユミルテミルです。2019/11/2開催の「第2回杉並旧裏杯」で使用したデッキ紹介します。ナツメのゴルダックはフーディンとのコンボが有名ですが、今回のデッキではフーディンの役割をヤドランを複数並べることで疑似的に行います。

【デッキレシピ】

殿堂:「杉並オフ殿堂ランク」準拠
2 ナツメのコダック(ジム拡張2)
2 ナツメのゴルダック(ジム拡張2)
2 カスミのコダック(ジム拡張1)
1 カスミのゴルダック(ジム拡張1)
4 ヤドン(化石)
4 ヤドラン(化石)
1 ミュウツー(コロコロプロモ)
1 バリヤード(ジャングル)★★★
1 ヤミカラス(neo1)★
ポケモン:18枚

4 オーキドはかせ
4 ウツギはかせ
2 マサキ
3 クルミ
1 ナツメの眼
1 ポケモンギア
3 ポケモン交換おじさん
2 礼儀作法
2 夜の廃品回収
1 エネルギーリムーブ★★
2 ポケモンぎゃくしめい★×2
2 ポケモン回収
1 フジろうじん
1 ハナダシティジム
トレーナーカード:29枚

8 超エネルギー
4 レインボーエネルギー
1 悪エネルギー
エネルギー:13枚

【デッキコンセプト】

第1回杉並杯で使用者が多く、一定数使用者がいるであろうエンテイとキングドラにある程度戦えるカードを探し、メインアタッカーのファイアーとキングドラを完封できるナツメのゴルダック+フーディンにたどり着いたところからスタート。
高火力対策のバリヤード、攻撃してこなくなる相手を嵌めるためのヤミカラスを入れて相手に応じて使い分ける構成に。

・ヤドランの採用
ここでふとフーディンの代わりにヤドランを並べる構成を思い付きます。簡単に比較すると、

①デッキ枠・・・フーディン≒ヤドラン
②ベンチ枠・・・フーディン>ヤドラン
③攻撃力(+回復力)・・・フーディン>ヤドラン
④立てやすさ・・・フーディン<ヤドラン
⑤突風耐性・・・フーディン≪ヤドラン


デメリットとなる②について、杉並旧裏杯はデッキ公開制なのでベンチに必要なポケモンだけを出すようにすれば対応可能。③については、60点出る相手(カメックス等)でも仮にヤドランが3体いれば40点返してヤドランに20点乗るだけで、相手を倒すのが1ターン遅れはしてもナツメのゴルダックは倒されないので問題ありません。また、こちらからの打点はレインボーエネルギーをヤドラン以外に貼ることでプラスパワーの様に使え、上げることが出来ます。

・ヤドンの「ゴミあさり」による勝ちルート
ヤドランに変えることで、フーディンがバトル場で立ち往生したり倒されてリカバリーできずに負けるリスクが回避できる他、ヤドンでトレーナーカードを使い回すことによる詰め筋が大幅に増えます。

・VSベトベトン
対策必須。突風一回ではヤミカラスでロックしてもすぐにいれかえられ、解除されてしまいます。ヤドランが逃げる1なのを活かしぎゃくしめい2枚にして、更に使い回すことで相手のいれかえ手段の枚数を上回ることでロックします。

・VSフーディン
相手のフーディンをバトル場に呼び出しては「ゴミあさり」でぎゃくしめい回収、相手のいれかえ手段を枯らせます。エネルギーリムーブ、夜の廃品回収を回収し続け相手に何もさせずデッキ切れまで待ちます。

・VSくすぐりニセオーキド
エネルギーリムーブで相手の攻撃手段を絶って、夜の廃品回収で超エネルギー6,7枚+αでデッキを8枚以上に維持します(ベンチに貼る超エネルギーは最小限にし、既に貼ってしまった分はポケモン回収かフジろうじんで回収する)。余裕があるときにナツメの眼かクルミを回収しておけば、毎ターン「ごみあさり」が使えます。

これで鋼ラッキー含む大概の耐久型のデッキに有利取れます。

ヤドランに変えることのデメリットよりもメリットが大きいと判断したところで、最後に残りの枠でその他の対策。今回はマグカルゴとホウオウを警戒して2エネで弱点をついて最大打点が出せるカスミのゴルダックを選択しました。


当たったら諦める相手
・スライ
ぎゃくしめい4積み。「でんきショック」でバリヤードにも対応可能。第1.5回で使われていること、テンプレ構成になりがちで使う人がいないことを願う。タケシのディグダの採用検討するもピンポイント気味なのでやめました。(実は「ミニじしん」とナツメのゴルダックがコンボで芸術点が高い)

・逃がす手段が多い、または草エネ入りで殴れるベトベトン
ヤミカラスでロックできません。ポケモン回収4積みのホウオウベトン等。

【個別解説】

・ナツメのコダック×2、ナツメのゴルダック×2
たねで1エネで20+混乱は強い。勝てる相手には一体出れば勝てるので、サイド落ち考慮の2枚。

・カスミのコダック×2、カスミのゴルダック×1
水タイプ2エネ最大打点。初手やワープポイントを使われたときに前に出せるポケモン。スライへの勝ち筋が見つからず、カスミのコダックにレインボーエネルギー貼ってライチュウ(neo3)を「らいげき」で倒すことに賭けて2枚にしました。

・ヤドン(化石)×4、ヤドラン(化石)×4
ベンチに並べますが一体はヤドンのままにして「ゴミあさり」のチャンスを伺います。

・ミュウツー(コロコロプロモ)×1
アタッカー少な過ぎたので採用。初手で動きやすいのと、ベトベトンとフーディンは嵌めの対象ですが何やかんやで一撃で倒す手段は持っておきたかった。

・バリヤード(ジャングル)★★★×1
高火力対策。

・ヤミカラス(neo1)★
主にベトベトンを嵌める用。逃げ0。

・ポケモンギア×1
エネルギーリムーブやポケモンぎゃくしめいをデッキをなるべく減らさずに探すため採用。

・礼儀作法×2
ヤドンを並べる必要があるためサーチ多め。

・エネルギーリムーブ★★
相手の攻撃手段や逃げるためのエネルギーを剥がして「ゴミあさり」から連打します。先行2ターン目から連打し続けて相手に攻撃させないルートもあり。

・ポケモンぎゃくしめい★×2
突風より多く積める。ヤドランが逃げ1だからこそ採用できる、フーディンとの差別点。

・ポケモン回収×2
ヤドランやぎゃくしめいで呼ばれたポケモン回収用。

・フジろうじん×1
耐久型の相手にデッキ回復、攻撃型の相手にヤドラン回収と両方に対して役割が持てるため採用。

・ハナダシティジム×1
エコロジム、エネルギースタジアム、錯乱ジム対策にスタジアムは必須と考えて、逃げ0が少ないのとエネルギーをトラッシュしたカスミのゴルダックを逃がすために採用。「ゴミあさり」で回収できるので一枚。

・エネルギー
超エネルギー×8、レインボーエネルギー×4、悪エネルギー×1
「ゴミあさり」連打するため多めで水エネは無し。悪エネルギーはヤミカラス用の5枚目の他、カスミのゴルダックでHP90のホウオウを一撃で倒したい場面を想定して採用。

【使った感想、問題点】

・コダック二種が一エネから炎にかなりプレッシャーをかけられる。
・ヤドンが影の主役。耐久相手には詰ませるために「ゴミあさり」で何を回収するかの選択を毎ターンすることになります。1ミスで負けかねないので、状況に応じた判断が必要。
・参上コラッタはデッキ、ベンチどっちの枠も無く不採用。サイド落ちのケアはできないので、リムーブやヤミカラスが必要な相手の時はお祈りしましょう。
・ドローカード削り過ぎたかもしれないのでポケモンギアか礼儀作法一枚をマサキにしていいかも。

杉並旧裏杯の前の高槻で使用したところ、カメックスを完封、フーディンを嵌めてLOで勝ち、鋼ラッキーと渡りあえる感触を得て、それなりに自信を持って杉並に持ち込みました。

【「第2回杉並旧裏杯」簡易レポート】

1回戦:キョウのスピアー+ベトベトン(後攻) ×
草エネ入り、更に退化スプレーhyperが採用されており、ベトベトンをヤミカラスでロックできず。何もさせてもらえず着実に倒されて負け。構築で負けたという感じで、配信卓だったのに一方的になってしまい試合としてはあんまりでしたね(笑)

2回戦:スライ(後攻) ×
途中カスミのコダックの「ちょうのうりょく」3表でライチュウ(neo3)に対して「らいげき」虹エネトラッシュ80ダメージが成功。更にヤドランの「ねんりき」が八割ぐらい表が出るもそれでも負け。ドローカードがクルミ一枚のみしか引けず、ポケモンギアで持ってきたオーキドもナツメの眼で流されたのが辛かった。

3回戦:不戦勝

4回戦:ワニマイン(後攻) ×
何とか、トラッシュ交換を使い切らせ、オーダイルを一体倒すも二体目にワープポイントでバリヤードを避けられて最後のサイドを取られて負け。トラッシュ交換で戻らないことを願ってヤミカラスとバリヤードをもっと積極的に出して使わせないとダメでした。

ということで構築段階で厳しいと踏んでいた相手にこれでもかというほどきれいに当たって0-3です。前評判で噂された鋼ラッキーを警戒してか、キングドラが0だったのは予想がはずれました。戦いたい相手と当たらず、このデッキがどこまでやれるのかはまだわからずじまいです。

今回から先手後手の集計を始めており、今後も続けて欲しいです。多くの方が先手圧倒的有利と考えており、自分もそう思います。他のカードゲームと違いドローカードがクソ強い上に何の制限もないため、先行ドロー無しの手札一枚の差がその他メリットと釣り合っていないのは明らかです。この差の影響を受けづらいデッキの研究とか今後進んで行くと面白そうかと思います。

長くなりましたが以上です。読んでくださりありがとうございました。

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