【長編コラム④】ディエゴ・マラドーナが導いた優勝というタイトルから学ぶ強い組織やチーム作りとは?
みなさん、こんにちは。
株式会社Liberty 代表取締役の三上結香(みかみゆか)です。
毎日マラドーナ祭りですみません。
ここまできて今さらですが、マラドーナがめちゃくちゃ好きなわけではありません(苦笑)。
さて、今日はマラドーナを通して強いチームについて学びたいと思います。
成果を作る組織や強いチームを作る上で大事だと教わってきたことは、100人のフォロワーではなく1人のリーダーが必要だということです。組織やチームを作る上では、ただ人数を増やせば成果が出やすいわけではなく、リーダーになって主体的に組織やチームを牽引する人が1人いるだけで機能すると教わりました。
これはマラドーナの例をとっても非常にわかりやすいと思います。なぜなら、当時のSSナポリはイタリアの中でも弱小チームでしたし、アルゼンチン自体もW杯で優勝が当たり前の国ではありませんでした。
しかし、そんなところから、SSナポリもアルゼンチンも優勝できたのは、マラドーナのおかげだといっても過言ではないと思います。
SSナポリの会長はマラドーナを獲得したとき、たった1人いい選手がいるだけでチームが変わるということを確信していたのではないでしょうか?映画では、セリエAでの大躍進の際に、「マラドーナがいるとチームが勝つ」というコメントもありましたね。
では、そのようなリーダーを採用し、組織やチームを強くするにはどうすればいいのでしょうか?
映画を通して感じた、私なりの見解を書かせて頂きます。
1、責任者が自分の身の丈以上のチャレンジをする
マラドーナの獲得を決めたのは、SSナポリの会長の勇気ある決断だと思います。
マラドーナを獲得した契約金は、身の丈にあった金額ではなかった、と映画でコメントされていました。チームの責任者である会長の一世一代の賭けに出たとまで言われたチャレンジが、マラドーナ獲得につながったのではないかと思います。
2、ビジョンを語り、共通の目標を達成する
SSナポリの会長がマラドーナを獲得する際にビジョンをどれだけ語ったかは映画には出てきませんでしたが、マラドーナを迎え入れた様子から、マラドーナは自分がこの地でプレーすることがどれだけ多くの人の期待を背負うことになるのかを容易に想像できたことは考えられます。
ビジョンに人が集まっていると、より組織やチームが共通の目標を達成しやすいと思います。自分たちのチームでプレーすることがどれくらい面白いのか、を最初に見せたことは大きかったのではないでしょうか?
3、責任者、仲間同士のバディシップ
SSナポリが優勝したときのインタビューで、チームメンバーで歌を歌い、ビールをかけ合い、お互いにインタビューし合っている様子が、バディシップを語る上で個人的にはとても印象に残っています。
イタリアのメディアはもちろん英雄のマラドーナにインタビューをしようとしていましたが、マラドーナはマイクを持つなり、チームメンバーや会長に自らインタビューしたのです。
サッカーはチームプレイなので、一人勝ちはできません。このマラドーナと会長や仲間との関係性こそが、勝つチームとしてより機能していたのではないかと考えます。
まとめ
マラドーナが優勝に導いたことでSSナポリもアルゼンチンも大盛り上がりでしたが、そこに至るまでにはやはり誰かのビジョンや想い、決断があると考えます。
強い組織やチームを作るために必要なことは私も試行錯誤中で、ここでは書ききれていません。また別途書こうと思います。
いよいよ、明日でマラドーナも最後!?
そろそろ終わりにしようと思います(笑)。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます!