消費期限切れの肉が食べれるのかということについての調査報告
ここに、消費期限切れの肉がある。
先日マックスバリューで購入したお買い得鳥もも肉、421円。
消費期限は4月22日、現在時刻は4月23日の午前11時23分。
問題はこの肉が食べられるのか、食べられないのか、ということである。
その真相を探るべく、様々な検証を行なった。
ちなみに、私のように手元に消費期限切れの鳥もも肉を握りしめ、血眼になって結論を求める読者にこの記事はおすすめしないし、おそらく何の役にも立たない。早急にGoogle検索へと戻って頂きたい。
試してみたこと
食べられるのか、食べられないのか。その真相に至るまでに行なった試行を以下に記す。
試行① 観察する
パックのビニールを剥がし、状態について詳細に観察する。購入時と比べ見た目に大きな変化は見られないが、腐卵臭がした。食べられるのだろうか。
試行② 焼いてみる
腐卵臭が気になるが、加熱をすると臭いは消え失せるのでは無いかと考えた。また、加熱をすると大抵の菌は死滅する気がしたので、ひとまず焼いてみることにした。
加熱の際は、オリーブオイルを用い、十分に火が通ったことを確認した後、図1に示す「スパイスクッキング <チキンのハーブ焼き>」と絡めた。こうすることで、先程まで気になっていた腐卵臭は何事もなかったかのように消滅し、問題なく食べられるような気持ちになった。
最後に胡椒をまぶすことで、より一層美味しそうな匂いを生み出すことに成功した。
試行③ 食べてみる
視覚、嗅覚など、あらゆる方面から通常の鳥もも肉と違いがないことを確認したため、残すところは「味覚」のみである。この際、味に違和感がなければこの肉は美味しくいただける、ということが確認できる。
フライパンから菜箸を用いて一口大の鳥もも肉を取り出し、猫舌なので十分に冷ましてから口に含んだ。
すると、「酸っぱい」ことが確認された。
この「酸っぱさ」がこの一口に限定されたものなのか、より一般に鳥もも肉全てに言えることなのかを確認するため、さらに2口、鳥もも肉を食べた。すると、いずれの鳥もも肉においても「酸っぱい」ことが確認された。
この「酸っぱさ」は、もしかしたら調味料の味に起因するのではないだろうかと考えた。そこで、先程使用した「スパイスクッキング <チキンのハーブ焼き>」の袋側面に付着した粉を舐め、調味料の味を確認した。結果、「しょっぱい」ことがわかった。
つまり、「酸っぱい」のは調味料によるものではなく、この鳥もも肉によるものであることが考えられる。
試行④ 検索をする
加熱済みの鳥もも肉に違和感を覚えた私は、「消費期限切れの鳥もも肉が食べられるのか」について検索を行なった。
この記事からは、「臭いがする」場合は腐っている可能性があることが示唆されている。また、生肉については以下のような記述がされている。
生肉は臭さを感じた時点で「絶対に」食べてはならない。
しかし、もう食べてしまったのである。
一口二口とはいえど、食べてしまったのであるから、救いようがない。
試行⑤ 都合のいい意見を探す
この世には2種類の人種がいる。消費期限切れの鶏肉を、「食べなかった者」と「食べてしまった者」。そして今私は後者に属しており、また「絶対」という断定的な表現によって私のような人種は全面的に否定されていることになる。こうした強い主張に動揺した私は、「消費期限切れの肉を食べることについて擁護する」意見を探すことにした。Yahoo!知恵袋には次のようにある。
少し落ち着く。
試行⑥ 精度の高い検索をする
しかし、これらの都合のいい意見に身を委ねるより、やはり自分の体調を守ることの方が重要であると感じた私は、より今回の状況に近しい記事を参照することで事の真相を究明することに徹した。図2にその際の検索履歴を示す。
自分のことを言われているような気がし、これ以上食べることを断念した。
結論
今回、消費期限切れの肉を食べて良いのかを判断するために食べてみた結果、食べてはいけないということがわかり、しかし食べてしまったものはどうしようもないので整腸剤を飲むと良いということがわかった。
最後に
いかがでしたか?