アクティビティログの変更履歴機能

「変更履歴」機能

Azure で行った操作が記録される アクティビティログ は Azure を使う上でしばしばお世話になる機能です。 いつものように普段の運用業務でアクティビティログを確認していたところ、「変更履歴」といった見慣れないタブが追加されていたことに気づきました。

act01
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試してみる

もしやリソースをどのように変更したかを表示してくれるナイスな機能なのでは・・・? と思い至り、試してみることにしました。

設定を変更する

適当なストレージアカウントを作成したのち、ストレージアカウントの「ネットワーク」設定を変更してみます。

act02
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上記の通り、ファイアウォール設定に適当に 127.0.0.1 といったIPを追加してみます。

アクティビティログを確認

しばらく時間を置き、アクティビティログをチェックしてみます。

act03
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該当するアクティビティログを探し「変更履歴」の「変更されたプロパティ」をクリックしてみます。

act04
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変更された設定が差分として分かりやすく表示されていました!

使い道

残念ながら、この結果を何らかのレポートとしてエクスポートする・・・といった機能は、現段階ではなさそうでしたが、 このように Before/After が 古い値 と 新しい値 として分かりやすく表されているのは助かります・・・! リソースに対する変更作業のエビデンスを残す際に、この画面をスクリーンショットとして収めておくだけでも、変更差分が明確に出ていて、作業ミス防止や、エビデンスを見直す際にたいへん役に立ちそうです。 ・・・というより、実際に役立てていまして・・・

従来は


  1. スクリーンショットを撮る (Before)

  2. 変更作業をする

  3. スクリーンショットを撮る (After)

上記のように作業時に逐一スクリーンショットを撮っていました。

これからは


  1. とりあえず変更作業を全部やる

  2. 作業が終わったら、後からアクティビティログよりエビデンスを回収する

と、エビデンスは後でまとめて撮る…といった形で、変更作業時には、エビデンスのことを考えず、作業だけに集中できるようになりました。

注意点

作業を実施する前に、必ず確認した方が良いな…と思った注意点としては、 変更差分がどのように現れるか、検証環境で実際に同じ設定を変更し「変更履歴」を確認する です。 いざ本番環境の設定変更を行い、上手いこと変更差分が分かりませんでした・・・となるとアウトですので、事前にこれは必ずチェックした方が良いでしょう。

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