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子どもの習い事 ~ママ先生

息子の習い事には”ママ先生”がある。わたしが先生をしている。といっても、わたしは教えていない。わたしが「知ってほしいな」「話したいな」と思うことをする時間。それを休日にやる。


読書

息子は本が大好きなので取り組みやすい。感情や性やお金など、学校で触れる機会が少ないモノが多い。
音読したあと感想を言い合う。質問し合うこともあり、お互い発見や学びがある時間。



計算

①手を動かす

前学年で使用した算数ドリルに取り組む。もう使わないのでドリルに直に書く。
・前学年なので早めに終わる
・直に書くので問題を写す手間が減る

取り組むのに抵抗がありそうなときは「ママも一緒にやってもいい?」と聞く。だいたい「いいよ」と言ってくれる。
わたしは九九でドロップアウトしたからか誤答が多い。息子より断然多い。”現役生には負ける”というより、シンプルに”一度も理解できてない”というかんじ。
息子は問題を読み上げながら「ここ、気を付けるポイントね」などと教えてくれる。「そこ…の何がポイント??」「そんな裏技あるの?!」と言うと「授業でやったよ、先生が教えてくれた」「教科書のここに書いてあるよ、貸してあげる」と前向きに取り組んでくれる。
親子で誤答すると正答にたどり着くまでチャレンジ。正答にたどり着いたら相手に教える。
【一緒に 同じ問題に 取り組む】【子どもが教える】がポイントに感じている。

算数ドリルを取り入れようと思ったのはドラゴン桜2を読んで。東大受験の勉強で算数の計算まで戻るのかと驚いたからだ。



②暗算

「58」などと適当な数字をいい、そこから3ずつ引く。「58ひく3は55で…55ひく3は52で……」と暗算で続ける。歩きながらもできるのがいい。


調べ物

平日に「これなあに?」と聞かれたものの調べられなかったことを調べる。

「”なると🍥”ってどんな意味?」から”ナルト”を調べ、鳴門海峡を調べ、YouTubeで渦潮を観て、海流を調べ、鳴門海峡までの行き方を調べ……今すぐ連れて行ってあげたい。


外出・旅行

行きたいところや調べたところへ行ってみる。コロナ禍で厳しいが7km圏内は自転車でまぁまぁ行った。地図をみて、気になったところへ実際に行ってみて「こういうところだったのか」と体感するのはいい経験だ。距離の感覚ができたのも良かった。道中で地名や方向など知識がどんどん増える。道路にも詳しくなり「これはあの道に繋がっている」などと知識が繋がることが増えた(わたしはなかなか覚えられずGoogleMAPを開きながら息子の説明を聞く)。

コロナ前は乗ってみたい電車に乗りに行くことが多かった。コロナ後は地元の路線バスを乗ることが多い。
始発にも関わらず乗客が3人で「乗客が少ない!!」と思ったら、終点は里山だった。次のバスは1時間後、帰りは歩くことにした。「里山って実際に見たのは…初めてか?緑豊かで、短い上り下りが多くて、道幅が狭くて…。」などと思った。人里に着き、ここまで来たらと駅まで歩いた。休憩を除き、1時間歩いていた。バスに乗るのも歩くのも、皮膚感覚で学べるのがいい。


おわりに

園児の頃は七田のプリントをし入学後は通信教材でタブレット学習もしていたが、紆余曲折を経て『ママ先生』に落ち着いた。習い事というほどではないけど、こんな形もアリだと思う。


学ぶ喜びに出会える人が増えますように、愛を込めて。



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