
”恥ずかしい”が分からない ~自分の国語辞典
わたしには大人になっても分からない言葉がある。
▽”褒める””かわいそう”が分からない話し
友人の話しを聴いていて、なんだか違和感。
「”恥ずかしい”……って、思うことないや。もしかしたらわたしの辞典にないのかも。ピンとこない。」
友人「え?!」「過去の自分を思い出して『あの時は恥ずかしかったな~』とか思うことない?!」
振り返ってみたが、何も浮かばない。
ズボンやスカートのチャックが全開だと気付いたときは「あちゃー~やってしまった」「視界に入ってしまった方、申し訳ありません」と思う。が、恥ずかしいはない。
”恥ずかしい”を調べてみた
『恥ずかしい』
1 自分の欠点・過失などを自覚して体裁悪く感じるさま。面目ない。「成績が悪くて—・い」「字が下手で—・い」
2 人目につきたくない思いである。気詰まりである。てれくさい。「人前に出るのが—・い」「そんなにほめられると—・い」
3 相手がすぐれていて気おくれするさま。立派である。
2のてれくさいはまだ分かる。「あなたにはこんないいところがあるのよ!」と先輩が熱く語ってくれたときは、こんな気持ちだった。
1と3はそう思うことはあるけどそれが”恥ずかしい”に繋がっていない感覚。
んー~わたしのどういう感情のときと繋がる言葉なのだろうか
息子の”恥ずかしい”
その数日後、息子と『一緒にいていいなと思うとき』の話しになった
息子「ママはぼくを笑わせてくれるから好き」
「そんなふうに思っていたんだ。ほう。うれしいな。これからも一緒にいっぱい笑って楽しく過ごそうね。」
息子「こんな親で恥ずかしい」
……
詳しく聞く。ふざけもするしケンカもする、それは子どもで息子が想像する大人ではない、と。大人でもない人が親で恥ずかしい、そういうことか。ほうほう。息子の気持ちはつかめてきた。しかし、この”恥ずかしい”は1・2・3どれにも当てはまらない気がする。どういうことだ。
おわりに
わたしの国語辞典に”恥ずかしい”が加わったが、説明部分は白紙。まだ分からない。どんな説明になるのか、感情と言葉が繋がるときが楽しみだ。