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「男の子がスヌーピーを好きになるのはおかしいの?」


大人気なく、感情的に反応した。

🍡「お母ちゃんが小学生の頃はアディダスにハマって、筆箱も下敷きもアディダスで、アディダスのロゴがついてればなんでも欲しがってたんだよ。その頃ドラゴンボールにもハマってて自分のことを『おら』って呼んでたの、『おら孫悟空』の真似。」

🧢「?!!」

🍡「周りからは「サッカーも野球もやってないのにアディダスが好きなんておかしい」「女なのに『おら』なんて変」と言われたけど、知ったこっちゃなかった。言われたら睨んで、それでも言ってきたら「うるさい」と言い返してたんだよ。」

🧢「すごい…」

🍡「何かを傷つけることを除けば、好きなコトやモノに男も女も関係ない!育んで良し!堂々と言って良し!」「今の時代はこれにピッタリの歌がある。言い返しにくければアレを歌えばよろしい。」

🧢「?アレ??」



🧢「あー~!!!」

🍡「振り返って、言い方に問題はあったと思うけど、自分の好きを守ろうとしたことは良かったと思う。」

🧢「すごい!すごいよ!勇気出た!気持ちが軽くなったよ!ありがとう!」


まったく。男だからとか女だからとか、大っ嫌いだ。それでもわたし中にもまだ無自覚の「○○だから」があるのだろうけど、さっさの排除したい。

(この時、小学生時代のわたしは自分の好きにこんなに真っすぐだったのかと気づく。いつから好きも自分軸も分からなくなってきたのだ、悲しい。)


この会話の数日後、ユニクロでスヌーピーのトレーナーに出会う。
男性コーナーや男の子コーナーにあるではないか。ユニクロ、最高だ。

(UNIQLO HPより)


🍡「ユニクロが展開してるんだぞ!おかしいわけがないだろ!!

🧢「わあっ!!!」


わたしと話して気が楽になっても、それは一時的。一歩外へ出れば言ってくる人がいるだろう。せめて、わたしとの時間は好きを思う存分 育めるようにしたい。

好きを身に着けるだけで強くなれる。真夏日の日もスヌーピーのトレーナーを着て登校した。


この勢いでスヌーピーミュージアムにも行った。東京都町田市、東急田園都市線の南町田駅にある。この駅は電車を降りたらスヌーピーが出迎えてくれるのでテンションがあがる。


作者が男性だった(存じ上げず…汗)。息子は「え?!男の人…!」と嬉しそうだった。お客さんにも男性がいて「好きでいいんだ」という気持ちが身体を巡っているようだった。
帰る頃は好きで満たされている様子だった。ルンルン♪と上機嫌で終始笑顔。

 
心が惹かれるのに、男も女も、大人も子供も、関係ない。




よもぎ

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