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目的が達成できればいいじゃない ~ノートの使い方~
🧢「『字が汚い。マスの中に書けないの?まっすぐ書けないの?』って言われた。ぼく何かあるの?いけないの??」
小学生の息子、時間割をしていたら突然泣きだしそうな声で言った。
🍡「何かあるかは分からないけど、あってもなくても『いけない』ことはない」
内心焦りつつ、答えた。そして、その話のキッカケになったノートを一緒に見た。
🍡「このページ、どんな授業だったか思い出せる?」
🧢「うん」
🍡「そしたらだいじょうぶ!学んだことを身につけるためにノートを使っているんだよね。それができているからどう使おうがいいんだよ。」
🧢「そっかぁ………」
🍡「友達からも先生からも褒められるノートなのに、その授業を思い出せず、見ても読んでもなんの事かさっっぱり分からず、テストの点数は当然低くて、ほぼ全科目で先生に呼び出されたママが言うんだから間違いない」
🧢「 Σ(゚ロ゚」)」 」
堂々と言えない経験が息子の気持ちを軽くした。まさかこんな経験が役に立つなんて、喜ぶに喜べない。が、良かった。
🍡「ママの血肉になったのは、綺麗とか汚いとか気にせず書きまくったときのこと。綺麗に書いたことは『こんなに綺麗で分かりやすいのになんでそんな点数…』と言われたことぐらいしか覚えてない。」
🧢「 Σ(゚ロ゚」)」 」
固まっている息子。
本を渡したら読みだした。
🧢「ママ!書いてあるよ!『美しいノートを書き上げても、使える知識は身につかない』って!!」
🍡「それそれ!まっっったく身につかなかった!!だからあなたに質問されても分からなくてGoogle先生頼みなんですよ!!!」
🧢「そっかぁ!そうだねっ!ぼく『オリガミ』がいいなー合いそう♪」
🍡「いいねいいね!汚いとか綺麗とかはいいから、身につくよう試していこ♪」
自慢できる経験ではないのだが、息子に笑顔が戻ったので良しとする。
とはいえ、小学生。ノートとの付き合いはまだまだこれから。“書く”ことが少しでも楽になったらいい。
プライベートで使っている感覚過敏研究所のノートは息子のお気に入り。どうやら楽にまっすぐに書けるらしい。それと、色と触り心地が良くて落ち着くとのこと。
方眼はないのだけど、太・細交互横罫タイプがある。それを何かの科目で試そうと提案すると息子はホッとした様子だった。
誰かに伝えるノートならば伝わるように書く意識は必要だけど、身につけるためのノートにマスの中に字を収める必要はあるのか?斜めに書いたら覚えられないのか?そんなことはない。好きに書いていい。そんなことで学ぶ楽しさを削がないでほしい。好きに思いっきり書いて、どんどん吸収してほしい。綺麗に書いてスッカラカンなんてもったいない。
よもぎ