そのサインを見逃してはならない。
期せずして老いを感じる時があるとすれば、それがまさに今日であった。ミシンである。ミシンを使おうと思ったのだ。余っているブルーシートがあって、それを何かに加工しようと思っていたのだが、ミシンの針にうまく糸を通すことができない。見えないのだ。うまく焦点が合わない。
正直、結構使っていたわけではない。でも裁縫は嫌いじゃないし、ミシンも使っていたように思う。でも見えない。こういうのは初めてで、明らかに視力が悪くなっていた。見えないってことでできなかったのだ。これは結構こたえる出来事であった。
ベットサイドでの携帯いじりをとりあえずやめたほうがいいのかもしれない。ブルーベリーも食べ始めるかもしれない。
少しずつ老いはじめている。当たり前のことを当たり前として受け取れるようにならねばならないのだ。いつまでも自分の機嫌取りがうまくてもしょうがない。世の中の状況に合わせて少し老いを受け入れていかねばならないのかと思うと心苦しい。
白髪が増えてきた。少し偏屈になっているよなとか、今回は目の衰え。サインはもう出始めている。そのサインを見逃してはならない。