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M-1グランプリ2024を6回見返した男の感想譚


興奮冷めやらぬまま


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


M-1グランプリ2024を観ました
なんと6週


放送直後にここまで見返した回は今まであっただろうか

これだけでまごうことなき神回であったことがわかる


そんな神回だったM-1グランプリ2024
観終わった後の熱い気持ちをどこかに残さずに時が過ぎ去っていくのを私は受け入れられなかったので


誰も読まないことを承知で記事にしようと思います

自分の感じたこと、思ったこと、心を動かされたこと


当日、私は39℃の熱があった
1年でドラフト会議と並んで最も楽しみにしている日だ
(※職場に8人ほどインフルがいたのでおそらく私もインフルだったのでしょう知らんけど)


ということなので敗者復活が始まる15時までは寝込んでいた
だからといって熱が下がるわけなく、最悪のコンディションで敗者復活を迎えることになる

最悪のコンディションで観る敗者復活はまぁ面白くない

今年は誰も「黒部ダムにポカリの粉を一袋入れて世界一薄いポカリを富山県民に飲ませる活動をしてる」ような人はいないのか…?

ヘンダーソンの魂の咆哮が如く「テテーレ!!」と気魄を空間に曝け出す人はいないのか…?

ラストイヤーがいない敗者復活なんて、、、

唯一魂を感じたのはダイタクと一緒に舞台に立てる最後のチャンス、ある意味ラストイヤーのインディアンスだけだった


まぁこれは私がインフルという熱に侵されていたせいではあるが故の感想なので、

真に受けないで欲しいところではある、、、


本当のことを言うとダンビラムーチョと滝音とスタミナパンが好きでした

とはいえ、話をXで行われていた「M-1三連単予想」まで移すと


私は予想する上で毎回この分類分けをしている


①優勝したら時のストーリー性が強いコンビ

→令和ロマン、ヤーレンズ


②漫才の構成が完璧なコンビ

→真空ジェシカ、エバース


③当日の展開、雰囲気にバッチリハマって爆発を起こせるダークホースコンビ

→トムブラウン、ダイタク、ジョックロック


①〜③から1人ずつと予想していた


考え抜いた結果、


①ヤーレンズ
②真空ジェシカ

そして③に




「敗者復活」

を選択した


敗者復活はダンビラムーチョか家族チャーハンかスタミナパンが上がると予想していたので、


この3組なら順番次第でM-1の空気を掻っ攫えると思って敗者復活を選択した


この後の決勝で1位予想のヤーレンズも含めて、
どんだけ自分が甘い予想していたか思い知らされることになる


敗者復活の中で本戦で高得点取れたコンビなんていなかった間違いなく

誰が出ても同じだ(去年のななまがりならわからなかったが…)
それだけの今年の決勝はレベルが違った


18時半になる
決勝が始まる

自分の身体に気合いがなぜか漲る
熱もおそらく引いた気がする測ってないから知らないけど


俺たちが1番おもろしい、通称俺おも動画が流れる
今年もそれなりにエモいが、
後ろ姿なのが少し残念

審査員の挨拶が終わる今年はメンバーが一新されているどんな審査をするか楽しみだ


ファーストステージが始まる
笑神籤が引かれる


誰がトップバッターになるのか
俺はエバースと予想した
妻はママタルトと予想した


名前が呼ばれる

さぁ誰だ




『令和ロマン』


ドワァァァァァアと会場が沸く
M-1史上最も沸いた瞬間だろう

嘘だろおい…
この瞬間優勝はもう決まっていたのだろうな




ここからはネタの感想になります

①令和ロマン 96点

圧巻の内容

全人類誰もが共感できるネタのテーマ
熱量と楽しさを感じる話術と表情
ボケひとつひとつのセンス
そして場を完全に掌握したあのつかみ


全てにおいて完璧だった
しゃべくり漫才でここまで完璧と思えたこと今まであっただろうか

自分が1番好きなボケは
「保護者会で漫才やりたいだろ!」だ

可愛いなぁおい!人間性を出すな
機械みたいに精密な漫才するくせに

最後に和田に対してスカす感じも完璧

そして何よりも驚いたのは
ボケ側が結構しっかり目に噛んでたんだよね

2週目観た時にようやく気づいたんだけど1回目全く気づかなかった
それだけ熱量に圧倒されていたすごいなこいつら


そして点数が発表される
850点!とんでもねぇなおい


②ヤーレンズ 90点

M-1は甘くなかった

厳しいね
去年ヤーレンズに感じていた若干の違和感が明るみに出てしまった感じ


非常に面白いネタではあったし令和ロマンのあの完璧な漫才の後で割を喰ったのも事実だろう

まさかこの順番でヤーレンズが来るとは思わなかったけど、
おそらくどの順番でも最終決戦にはいけてなかっただろう

これがヤーレンズなんだろうけどやっぱ軽いんだよな
「なんとなく」なんだよなボケひとつひとつが


三連単予想で1位予想したのが一気に恥ずかしくなってきた

去年2位だったのはまさに展開と順番に救われて軽いボケが刺さる空間になっていただけで
ネタのクオリティでそうなったわけではなかったんだよなぁ
今年のバッテリィズなんだよ去年のヤーレンズは


特にツッコミの出井さんが今年はなんか全て弱く感じた

ともこさんのなんかもっともっともっと欲しくなったというのがすごい分かる
個人的にはツッコミにあると思う

「ばーななと言ったらまるみや」だ
ああいうの見せて欲しかったなんかスカしてるように見えたよ

これでは令和ロマンは倒せない


点数は825点


③真空ジェシカ 97点

集大成

令和ロマンの空気にのまれたヤーレンズ
ちょっと重くなりそうな空間を完全に切り裂いた

大事だったのはあのつかみだろう
本当に1番大事なのは子育て支援だろという


風刺だ

あれでグッとネタが入ってくるようになった

そしてコントに入ってからのボケひとつひとつの分かりやすさ

これが真空ジェシカなのか?
シルバー人材センターのネタをやっていたコンビなのか?
去年エンジンの携帯電話という分かる人に分かればいいというボケをやっていたコンビなのか?

去年松本さんが笑いは遠近感だと思うと言っていたその内容の通りだった

近くもなく遠くもなく

今年は取りに行くぞという決意を感じすぎるほどに感じるネタだった

「トングを使わない人たち」に1番笑ったかな

完璧な内容だった


そして塙さんのコメントだ
「大学の頃の落研にいためちゃくちゃおもしろかった人の感性をそのまま継続して持っていてネタに表現している」

素晴らしいコメント
これを言える人どれだけいますかね?
そうなんだよな真空ジェシカってほんとにずっと『おもしろい』なんだよな


あと哲夫さんの90点はちょっとね…真空ジェシカ好きなんだけど今日はなんかちょっと違う気がしたとのこと

いやあんたそれ、遠いネタが好きなだけだろ若いころの尖りが出まくってるぞ

あの尖り散らかしてる真空ジェシカが優勝するためにちょっと近づけるネタを披露した

これだけで心が打たれた
俺は令和ロマンより上だと感じた


得点は849点!くぅー1点差!大丈夫かな?


④マユリカ 85点


まぁこれでは勝てないね

マユリカの売りは何を言っても良いところで外さない大喜利のところだろう

去年の「尾木ママのサイン集めてる奴」だ

今年もどんな大喜利が来るのかそれを楽しみに見ていた
今度こそ「黒部ダムにポカリの粉を一袋入れる人」レベルのものが出てくるかと期待した


それがまさか
・サンドイッチ
・サラダ
・コーヒー


それは違うだろ!!!!


意味を持たせちゃダメなんだよ
マユリカの売りの大喜利がめちゃくちゃ弱くなっていた

ゆで卵からのモーニングという伏線に繋げるための

去年からの幅を出したかったのだろうけどこれは良さを完全に消していると思ってしまった

今回の最低点は個人的にはマユリカだった

敗者復活にはもう期待できないのかもしれないな

ただ平場の大急ぎで負けに来たというコメントは完璧だったのでMCとかで今後活躍できそうだアイドル番組とかいいんじゃないか?


得点は820点!意外と高いなという印象


⑤ダイタク 89点


ガッチガチだったね
1番緊張を感じた


ダイタクのM-1に恋焦がれた15年
やっとの思いで踏めた念願の、憧れの地
その想いが、15年の想いの強さが逆のほうに出ちゃったかなと


タクさんがまず中盤に多分今大会で1番目立つ噛み方をする
それを受けてダイさんにも伝染し舌が回らなくなる

めちゃくちゃ双子じゃんほんとに誰よりも双子なんだなぁと

正直見てなれなかった大丈夫か??という心配が勝ってネタが若干入ってこない瞬間もあった

おそらく観客にもそれは伝わっただろう
こうなるとアキナじゃないがとんでもなくスベってしまう可能性もあった


それでもそれでも

そんな絶望的な状況を救ったのは


15年積みに積み重なったプレッシャー
そこから救ったのもまた


彼らが培ってきた15年の経験だったと感じた


中盤であんな大胆に噛んだのに
スベらなかった


ちゃんと盛り返し
最後にはちゃんと盛り上がりを見せた


15年培った間の繋ぎ方、表情の作り方
そして15年練りに練った極上のネタ

アキナにはならなかったのは、
これらがちゃんと救ってくれたからだ

正直あっぱれだった泣きそうにもなった

得点は伸びないだろう
でもちゃんと爪痕は残したM-1にダイタクという


ザ・セカンドで観たいね


820点!マユリカと同点だ


⑥ジョックロック 86点


なにか語ることがあるだろうか

個人的には全てが中途半端に感じた

これは
コント漫才なのか?
キャラ漫才なのか?
システム漫才なのか?

コントをやりたいなら皆が言ったようにボケをもっと立たせるべきだし
ツッコミのキャラを立たせたいならコント要素はもっと少ないほうがいいだろう
システム漫才だと主張したいなら天丼をもっと増やすべきだろう

どっちつかずだ


あと普通にツッコミのワードも弱くない??

「やばいかずまがいないとめちゃくちゃなプラン契約されるぞー」
「斎藤さんを和太鼓みたいにぃ!!」

え???滑ってますけど

キャラなのかコントなのかよくわからないツッコミだし


モモみたいにならないでな毎年3回戦で落ちるような


819点。うむまぁ妥当すぎる点数


⑦バッテリィズ 93点


ハマった!
ネタが脳に入ってくる入ってくるすいすいすいすい


これは読めなかった
飛び道具枠はここだったか

エースさんはバカってキャラクターだけど
なんかハッとさせてくることを言うんだよね


細そうすぎるがいい例なんだけど

いやよくそんなこと気づいたな!ってところ

面白さの真髄はここだね

ライト兄弟が電気作れやーとかね


まぁ俺は令和ロマンや真空ジェシカは超えてないと思ったけどね


あと若林さん、あんた春日さんのこと好きすぎるでしょ
似たような奴出てきて顔がめちゃくちゃウキウキしてたで


おそらくこの展開、この順番だからこそここまでウケたのだと思う

もし違う順番ならこのコンビが埋もれてた可能性もあったなんて

ゾッとするね
そして逆に順番に恵まれず埋もれてしまったコンビが多分数え切れないほどいたんだろうなって


これだから漫才を見ることはやめられない


あ、哲夫さん、やめてね
ジョックロックのなんか智弁和歌山の魔曲がどうの長々話し出すの
審査に全く関係ない俺はうんちく知ってるんだぜ自慢みたいなの
いい大人が恥ずかしいですよ来年いなくなってるんだろうけど

点数は861点!ドヒャーーーここまでいく???やりすぎやりすぎ



⑧ママタルト 87点


ここはもう一言で終わってた


「銭湯来たから今日は背中の上のほう洗っちゃおうかな」


『エアコンのフィルターかぁ!!!』


は??????



声が力み過ぎてるのもまぁ気になるんだけど

なんにもしっくり来ないけどそのワード
まっっっったく共感できない例えになってない
そもそもボケが弱過ぎるけど


ちょっとネタになってなかったね

でもまぁ強いてあげるなら子供が流れて歩道までいくところは面白かったよ


途中カットインした若林さんの苦笑いは印象的だったね


これは最下位だろうな
俺の中ではマユリカのサラダとコーヒーがショックすぎてそれよりは上にしたけど


まぁ粗品のロケでのツッコミマン檜原はおもろかったよ


点数は812点。礼二さん93点は流石にちょっと甘すぎない??エアコンのフィルターだよ?



⑨エバース 94点


幸せだった

至高のしゃべくり


最初の「流石に末締めだろ」で全てをつかんだ

町田さんのツッコミなんか抜け感があるんだよな
これだよこれ
ママタルトの檜原さん、これですよ
エアコンのフィルター?いや、末締めだよ


そこから全ツッコミがハマるハマる

3回目の「ちょっとある!!」は本当に見事だった

ポムの樹の下のやつ

そして最後に聞いたことない「女町田」という単語でまたウケを取る


上手いわぁ

俺の中では最終決戦に進んだのは真空ジェシカ、令和ロマン、エバースの3組だった


バッテリィズがトップになるのもまぁ理解できますけどね!


それと大吉さん、あなたほんとつかみ大事にするねもっとつかみを早くするべきだった???


違う違う違う違う
早くしたら末締めはウケないのよ溜めて溜めて溜めて「流石に末締めだろ」なのよ

2017年につかみで1番ウケたからとかいう世界一意味のわからない理由でとろサーモンに入れた大吉さん、それはないぜ流石に


848点!めちゃくちゃ点数伸びたなぁ!!真空ジェシカは流石に超えてないよねうん


⑩トムブラウン 91点


見せつけたね

流石トムブラウンだ

このネタの解説なんてできない誰も


強いてあげるなら扇風機とルンバは動きがちょっっっっっっっと地味に感じた
ほんのちょっと


去年の敗者復活の鍵盤ハーモニカすぽ!のほうがよかったかなぁやっぱ

動きより音のほうが伝わりやすかったのかなぁと

それでも生き様は伝わった


2016年、スリムクラブがわっけわからんほんとにただおもろいだけの漫才と言っていいのかよくわからないネタをした時、

審査員の上沼さんは「飛ばしすぎや」と言った
なにやってるんだ漫才をしろと言われてるような感じだった


それで2018年、トムブラウンが出てきて「なかじまっくす」のネタをして、志らくさんに「この人たちのネタをもう今日は観れないんだと思い愕然とした」と言わせた

それがあったからマジカルラブリーの優勝、ランジャタイ、ヨネダ2000の爆発があった


トムブラウンがいなきゃおそらく今のM-1はないだろう


Netflixでやっているドラマ「火花」
最終回で神谷さんが漫才を辞めた主人公徳永に言ったセリフを思い出した

『この世界には凄い奴がぎょうさんいて、でもそいつらに負けないようにそいつらがやってない面白いことを頑張って考えようとした。淘汰された奴らの存在は絶対に無駄じゃない。一度でも舞台に立ったやつはこれから生まれてくる全ての漫才に関わってんねん!!!』


いやトムブラウンは淘汰されたわけじゃないけどね
でもトムブラウンがいたからこそ生まれたネタはおそらく星の数くらいあると思う


何はともあれ今のM-1を作り上げたコンビのM-1最後の漫才をこの目に焼き付けることができて良かった


トムブラウンよM-1の礎となれ
息切れはドンマイすぎた


得点は823点。うーん俺は石田さんの言ってることも分かるけど面白かったと言っていたのにあそこまで下げるのは反対かな個人的には


はい、と言うことで

1位バッテリィズ
2位令和ロマン
3位真空ジェシカ


がファイナルステージへ進んだ

後半で爆発した組と構成力が凄まじかった2組
あまりに妥当な結果だ


さぁファイナルステージを見よう
もう39℃のとろけそうな熱のことなんて記憶から消えていた


❶真空ジェシカ 98点


まだこんな、こんな真空ジェシカを隠し持っていたのか


自分が過去に98点以上付けたのは3組だけ

2018ジャルジャルの国名わけっこが100点
2020マジカルラブリーの吊り革が99点
2022ウエストランドのあるなし2回目が98点

ブラックマヨネーズやチリンチリンや奈良県立博物館、スリムクラブですら取れなかった点数だ


とんでもないものを見たと思ってしまった


正直1回目の商店街のネタが集大成すぎたのでもう出し切ったのかと思っていた


本当にこのコンビは底が知れない
いや無いのかもしれないな底なんて


また新しい今までに無い遠いとか近いとかそういう次元にないネタを披露していた


真空ジェシカといえばハイセンスのボケの連続だが、
その真空ジェシカがあんなにボケ数の少ないでも全部が大ハマりする
そんないつもと全く違うネタを見せてくれるなんて

もはや狂気だ

真空ジェシカ、特に川北さんがこれまで披露したどんなネタより楽しそうだったのが本当に印象深い


まさに生き様だ
多分これが真空ジェシカの本当の姿なのかもしれない


そしてその中で真空ジェシカ特有のやつもしっかり残っているのがいい

「隣の長渕の曲が聞こえてきた」だ

とんでもないものを見せてもらった


❷令和ロマン 98点


泣いたね泣いたようん泣いた


初じゃないかな?
今まで笑いまくって涙出たことはあるし、その人のバックボーンを思って感動して涙が出たことがある

今回はそうではなく単純にネタの壮大さに圧倒されて涙が流れた
そんなことはあるのだろうか今後も


ここにきてツッコミのケムリさんが立つネタを披露してくるんだなぁ

今まで自分の中で3本しか出なかった98点以上が今大会のファイナルステージだけで2本出てきた

なんでこんなレベル高いんだよこの2組は


熊猿が覚醒した時、そして2.5次元俳優が歌い出した時

ここは歴代のM-1でも屈指の名シーンだろう


正直2.5次元のところはマジで「推しの子」の2期を観といて良かったと思った


まぁ正直優勝したなと思ったよ
同じ点数だけどめちゃくちゃ僅差で俺だったら多分真空ジェシカに入れた

でも優勝するのは令和ロマンだろうなとは思った

圧巻すぎる壮大すぎる

そして何よりケムリさんの表情がいい
なんで堅いの…??と小声で困ったようにいうあの感じ


月並みな言葉を使ってしまい申し訳ないが、
2の世界のケムリさんが1の世界にぶち込まれ困惑しているのが本当に容易に想像できた

そして最後に1の世界のあやかし熊猿として覚醒する


最高のストーリーだ4分?いや3ヶ月はあるよ

またしてもとんでもないものを見せてもらった
痺れた


❸バッテリィズ 88点


この2つの後だと正直スケールダウンを感じざるを得なかった


そもそもこの2本目、ネタとしてかなり弱かったと思う


エースさんのキャラがバレたとか前2つと比べられたとかそういう次元じゃなくね


バッテリィズの良さは前述した通り、
バカなのにハッとさせられるところなんだよね


このネタ、ハッとさせられるところなんかあった??

墓参りは俺も嫌だしなぁ


あと何より気になったのは入り方

なんでエースさんのほうが世界遺産行きたいって言ったの??

それは絶対違うでしょ

エースさんは海超えたいとかバカなことを言って寺家さんが「世界遺産とかどうや?」みたいな感じで始めるべきでしょ絶対


なんかちょっと世界遺産を知ってる感じになっちゃってるからバカなのに


設定がブレちゃったね


まぁそれでも春日さんの生まれ変わりを見ている若林さんと、ファーストに引っ張られまくりそうな哲夫さんはバッテリィズに入れるだろうよ多分


よくある2本目に尻窄みするコンビだった
男女の友情はやはりないよな新山さんよ



ということで最終結果の発表だ

令和ロマンが5票で予想通り優勝
とんでもないことだなほんと

2位が3票でバッテリィズ
前述した通り若林さんと哲夫さんが入れていたのだがもう1人が礼二さんだったのが意外だ
ともこさん入れる可能性あるかもなぁと思っていたのだが礼二さんとは
なんか実は2連覇を快く思ってなかったんじゃないかな?トップバッターだし


そして3位に真空ジェシカ
なんと1票入った塙さんだ
これはめちゃくちゃ嬉しい
今回の真空ジェシカに入れるのはかなり勇気が必要だったと思う
塙さんの覚悟を受け取った
個人的に今回1番好きな審査をしてたのは塙さんだった今後もずっと続けてほしいと強く思った
ミーナもがんばれ今どうなってるか知らないけど


という感じでM-1グランプリ2024は終了した


最高の大会だった
個人的には2019と2022が1番好きな大会なのだがそこに並んだのは確実かなと思った


一方で今年は全体的にレベルが高いと色々なところで目にしたが



個人的にはそうとも限らないなと思っている

エバースとバッテリィズは例年の優勝者クラスの面白さではあっただろう
トムブラウンは一旦置いておいて他の5組はどうだろうか?

例年でも間違いなく最終決戦に進んでいないだろう
マユリカ、ジョックロック、ママタルトにおいては例年なら最下位になっててもおかしくないレベルだ


だから出場者全てが高レベルだったとは思わない
それは過去大会に対してのリスペクトが欠けることになる


じゃあなぜこんなに最高の大会になったのか


もう分かっているだろう
それは「令和ロマン」と「真空ジェシカ」だ


この2組はもうあまりに違う次元に存在している

文字通り「別格」だろう

令和ロマンは今や吉本で最も単独ライブのチケットが取れない漫才師になっているとか

真空ジェシカは今年で完全に別のステージへ登ったようなネタを見せてくれた、おそらく人力舎で令和ロマンと同じような存在になっているのだろう


正直他の若手とは一線を画している

この2組の本気のぶつかり合いが見れて本当に幸せな時間だった


やはり最高の大会だったな



余談だがなんか令和ロマンの2本目に
「あれは漫才じゃない。演劇だ」みたいなマジカルラブリーの時にあったお決まりの文句を垂れてる人を見たが


じゃあ聞くけど

お前あのネタ、ダウ90000の蓮見に作れたと思うか?

作れるわけねぇだろ!?

じゃあ答えは出てるじゃん
漫才じゃん


くだらねぇ論争してねぇで漫才かどうかは蓮見に作れるかどうかで判断してくれちゃんとな


観終わった後とんでもない満足感と喪失感を残したままふと思い出し熱を測ってみた


敗者復活の前まで39℃あった熱

終わった後に測ったらなんと36.7℃まで下がっていた


そうか気づかなかった24年M-1見続けてきて初めての発見だった


『M-1薬だ』


笑いは元気と活力を届けてくれるなくてはならないものなんだなぁ



はい、これで感想は以上になります

ただの書き殴りですが、気持ちを乗せて書くことができたので楽しかったです

ここまでありがとうございました

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