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うさぎ様は劇カワなのに、なぜ残念な生き物なのか

そもそもなぜ「うさぎ様」とうさぎに「様」をつけるところから話が始まるのかもしれない。

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それは簡単な話だ。
私が、我が家の「うさぎ様」の「下僕」となってもいいレベルにメロメロであるからだ。

我が家に「うさぎ様」が来たのは、3年前のクリスマスイブ。
クリスマスプレゼントという名目で「うさぎ」をお迎えしようと当時小5の息子をそそのかし、一緒にペットショップに行って息子にどの子をお迎えしようか選んでもらったグレーのネザーランドドワーフちゃん!(ピーターラビットの種類)
そう、ここまで読んで気づいたであろうが、本当はうさぎ様をお迎えしたかったのはこの私なのだ。

うさぎをお迎えしたと周りに言えば、言われるのはほぼこの2つ。
Q「なつくの?」→A「なつきます、なんならペロペロ舐めてきますから」
Q「小学校の時外の小屋で見た以来~外で飼うの?」→A「しっかり温度管理して室内です」

上記の質問から、「うさぎ様」の生態は意外と知られていないということがわかる。
小さい頃、小学校の「うさぎ小屋」で触った以来で、あまりうさぎの育て方などに関する知識を知らない方が多い。
ただこのお話を最後まで読んだあなたはきっと「うさぎ様」を飼いたく……いやお迎えしたくなるに違いない。

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そうここでタイトルのなぜ「残念な生き物」について説明をしておかなければいけない。

シリーズ化されている「残念ないきもの辞典」という本に載ってしまったがため「うさぎ様」
は残念な生き物というレッテルを貼られてしまった。

その衝撃の内容とは「うさぎは自分のう〇こを肛門から直に食べる」ということだ。

私も、我が「うさぎ様」が初めて「肛門から直食い」をしている姿を見た時は正直びっくりした。しかし、それには大きな、そして合理的な理由があるのだ。

それは「うさぎ様」という生き物は「盲腸便」というビタミンやアミノ酸を含んだ「便」を1日1回くらい盲腸で製造し、それを取ることによって必要な栄養素を取っているという、とっても合理的なシステムなのである。
※以降、う〇こを「●」と表現する。

それを知ってから、おちょぼ口で「●」をモグモグしている姿……いわゆる「食糞の儀」を、変態と言われようが、なんと言われようがすさまじく可愛く感じるようになった。

とは言え「うさぎ様」初心者のチミ達にいきなり「●」を食す「食糞の儀」を可愛いと思えなんぞ、高度な技はまだ無理な話だろう。

(衝撃の瞬間を捉えた!!)

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初心者でもわかりやすい可愛さをまず書かねばならない。

まず「うさぎ様」は「喜怒哀楽」がハッキリしていてわかりやすい。
なんなら、反抗期の中学生男子(我が家にも1匹生息しているが)よりわかりやすいのではないだろうか。

嬉しいことがあれば喜びの表現をするし、機嫌が悪い時はあきらかにムスッとした顔をしている。

【嬉しい時】
・垂直ジャンプ(別名ハッピージャンプ)
・足の周りグルグル
・手やおでこペロペロ
・鼻先で飼い主ツンツン
・尻尾フリフリ~
・お腹にぴょーんと飛び乗り

【機嫌が悪い時】
・足ダン!(後ろ足をダンっと鳴らして、不機嫌アピール)
・ぶぅぶぅ鳴く(人間のブーイングのようなものか)
・餌のお皿をひっくり返す(空だよ!早くお代わり!)
・明らかに機嫌の悪い顔

この簡易な表現だけで、想像してみてください。もちろん「うさぎ様」によって個人差はあるのだが、この表現豊かなことったら……

その他には、ナデナデ大好きで手の下に頭を突っ込んでくることや、トイレをきっちり覚える、人によって態度を変える、匂いがなく「ぬいぐるみ臭」である、突然コテンと寝転がる、警戒心が強いが慣れたらお腹を向けて寝ている事がある、病院へ行こうとキャリーケースに入れようなんぞしたら部屋の隅に逃げて隠れる……などなど、書き出したらキリがないくらい愛くるしい表情や行動をしてくれる。毎日「人生変わるレベルの可愛さ」をくれるのである。

実際、お迎えしてから何度「キュン死」させられそうになったことか。
そして、シャッターチャンスが半端ないので、お迎えしてから3年、我がスマホのアルバムには「うさぎ様」で埋め尽くされてしまっている。
それが、子供の写真の枚数より3倍も多いということは2人の子供たちには内緒である。
※キュン死=心臓が止まるほどキュンキュンすること

どう?「うさぎ様」をお迎えしたくなったでしょ?
(えっ? まだまだわからない? そりゃ第2弾を書かなければならないか!)

そうしてこの文章を書き終えた後、一目散に「うさぎ様」のところに行き、今日も足ツンツン攻撃と、魅惑のペロペロにより、本来ドSな私が「うさぎ様」の前で「下僕」と化すのであった。今日もまた幸せな1日であったことに間違いはない。

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終わり

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