
「嘘八百」「公務員失格」の罵倒は仕込み質問から始まった(3月27日定例記者会見)
公益通報者として扱うべきだった元県民局長に対し、「嘘八百」「公務員失格」と、斎藤元彦氏が痛烈な批判を行った2024年3月27日の兵庫県知事定例記者会見。
その内容が兵庫県のウェブサイトに掲載されている。
文字起こしに記載は無いが、動画の31:34〜の読売新聞社の質問から、事前に人事課からのレクがあり、項目外として県民局長の退職取り消しに言及があったことが分かる。
https://www.youtube.com/live/g_ys1ILMqAI?t=1894s
記者の質問中、斎藤氏は机の下から用紙を出しており、元県民局長の処分に関するものだと推測される。
この用紙は、ANNグッド!モーニングの伝えるところの、斎藤氏の「自作メモ」であろう。
興味深いのは、斎藤氏が質問の早期から自作メモを取り出しており、この質問について、斎藤氏と読売新聞社との間で、取り決めがあったように見えることだ。
いわゆる「仕込み」というやつ。
為政者から情報を得るには、良好な関係を保つことも必要なのかもしれないが、為政者側に寄り過ぎてしまっては、厳しい追求が出来ないのではないかと危惧する。
(追記)
この日の記者会見では、事前レクで文書問題に関わる人事ついてかなりの部分が伝えられ、記者たちからの質問が促されていたようです。(記者会見を「県職員への恫喝」に使った斎藤元彦)
特段、読売新聞社との間に取り決めがあったということではなかったのかもしれません。
読売新聞社さんには失礼致しました。
お詫びいたします。
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兵庫県知事定例記者会見(2024年3月27日)文字起こし