過剰考察(エッセイ) 2024/11/20
玄関を開けると雨。今日は最高気温が二桁に届かない寒さだった。空調のない倉庫部屋は沁みるように寒く、かじかむ手を押さえながらなんとか撮影を終えた。
週末に届いた『漫才過剰考察』を少しずつ読み進めている。自意識の歪みは目につくものの、M-1や漫才についての分析はさすが長けていて、なるほど優勝するだけのことはある。それはそうと、お笑い界への攻略にすさまじい熱意が見られる一方で、自作ネタへのこだわりが一切語られておらず、そのドライさに驚く。とことんゲーム的というべきか。
今日は新譜のリリースデイ。通勤で聴いたHedigan'sは音楽好きを唸らせるようなアレンジが細部まで行き届いていて、そのうえ肩の力が抜けているから恐ろしい。ワイワイ作った感じでいて捨て曲がないのはハイセンスとしか言いようがない。逆に「んoon」はタイトなアンサンブルに緊張感が漲っていて、まさしく名盤然とした貫禄がある。バンド名は「ンォーン」かと思いきや、「ん」を「h」として読んで「フーン」というらしい。
急いで仕事を切り上げて二回目のHTML講座へ。今日は具体的なタブの使い方を教わっていく回で、ひとつタブを覚えるごとに戦闘力が上がっていく無敵感が広がった。目の前で構築されていくコードに高揚感を抑えられなかった。いまの仕事をクビになったらプログラマーになりたい。