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いつでも売れる準備をしておく

20代も末になってくると、まわりは転職の話ばかりになる。夢を追い続けるか考えたり、新天地に飛び込むリミットを感じたりする。かくいう私は週末に仕事で大きめのヤラカシをして憂鬱な週末を過ごしていて、向いていないから転職をしたい的な弱音を親しい人に漏らしていた。情けなく慰めの言葉を摂取しているとき、ふと昔聞いたある格言を思い出した。

それは【いつ売れてもいいように準備しとけ】という言葉。若手芸人界で頻繁に聞くフレーズだ。お笑い界という浮き沈みの激しい世界では、売れるチャンスが来るのは突然になる。その貴重なチャンスを掴んだら、今度は目まぐるしいスケジュールに忙殺される。ゆっくりとスキルを磨こうと考えているうちに、ライバルに蹴落とされてしまう。そのため、いつ売れてもいいように万全の状態を作りましょう、売れる前の段階からスキルを完璧に磨いておきましょう、と言われている。

働いていると忙しさにかまけてしまうけれど、売れた(=希望が叶った)ときの準備は、意外とできていない。すくなくとも今の自分はそうだ。忙しくないうちに、忙しくなってから身につけたくなるものを習得しておく。売れたときのスキルは売れる前に身につけておくべきだ。

自分の成功している像というのはなかなかイメージしづらいもの。そんなとき、どんなスキルが必要か、という視点は、自分自身を客観的にキャッチする契機にもなる。【いつでも売れる準備をしておく】という発想は、普通の仕事をしているわたしたちにも有用だと思った。今日はみんな大好きライフハック。

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