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気合い100連発の話

先週末に訪れたChim↑Pom展では、「気合い100連発」という作品が展示されていた。数年間あいちトリエンナーレ内の「表現の不自由展」で展示され、大きな物議を醸した作品だ。その過去があったためだろう、展覧会内でその作品のみ撮影が禁止とされていた。作品は被災地と日本の関係性のメタファーがきちんと成立しているものだったが、「放射能最高」「被爆最高」という言葉がNGワード的に炎上に発展したようだ。

YouTubeにリーダーの卯城さんがAbemaニュースショーに出演している動画が上がっていた。卯城さんは渦中の人物として登場し、作品の制作経緯や真意を述べ、現地の若者達の逆説的な叫びを読み取ってほしいと訴えていた。それに対し周囲は「一般常識」や「被災者の気持ち」をもって、批判を積み重ねていく態度をとった。見ているうちに段々腹が立ってくる。

https://m.youtube.com/watch?v=-lIk4QTpUJ0&t=2140s

いろいろ考えているうちに時間がなくなってしまったので、今日はメモ程度に残しておくけれど、理解をする気のない相手にたいしてどのような態度をとるべきかという問題は重要だ。無理解で権力的な他者がいるとして、無難にやりきることが「神対応」などと賞賛される風潮であるが、それは権力側の都合にすぎない。

論理の通用しない、空気や感情のような相手とどのように対決していくか、っていうことをもうすこし考える。

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