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相談

これは最近驚いたことなのだけれど、友人や後輩から悩みや相談を受けることが稀にあるのだけれど、そのとき私は同じような答えばかりしていることに気付いた。悩みは人それぞれ、仕事のことや人間関係のことだったりバリエーションがある。私のほうもそれぞれの事情に真剣に寄り添って答えているつもりだ。なのに同じような答えばかりしてしまうなんて。おれがメチャバカなの、答えが完璧なの!?

で、その答えというのが、

「そういう時期もあるから、焦ってもしょうがないですよ。」

達観しているように聞こえるけれど、問題から逃げているようにも見える。コレばかり答えている自分に気付いて不安になる。どうなんだ、どうなんだい!?



ただひとつ言えることは、なんでこの言葉ばかり答えてしまうかというと、自分にそう言い聞かせているからだ。戦略的な判断ならともかく、ストレスが貯まった状態では正常な思考ができず、判断を誤ることが多い。転職を考えるとき・人間関係を整理しようか迷っているようなときというのは、たいがいストレスに潰されそうになっているときだったりする。だから、合理性や理性万能主義をいったん脇に追いやって、とりあえずそのまま続けてみては、と言ってしまう。

受けたことは無いけれど、ブラック企業で残業が月○○時間で死にそうとか、彼氏のサンドバッグにされているとか、そういう系の相談(というよりもSOS)には、これは答えちゃダメです。いわずもがな。と考えれば、この答えは万能というわけではない。というより、つらいときに耐えるべきか逃げるべきかという判断は難しくて、中間には無限のグレーゾーンがある。だから人は悩む。



まあでも、人生にはそういう時期もあると思うことでラクになれることは多い。昔、〈人間の早い遅いの判断は、無意識に出産年齢を基準としている〉という旨の、好きなツイートがあったのだけど、消去されたのか見つからなかった。遅すぎる早すぎるというのは本質的には無いのだろうけど、社会にはあったりもして、ねぇ・・・。

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