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また面接(エッセイ)

13時から採用面接をやってきてと頼まれて、昼休みに本社に行くと17時からだった。わざわざ暑い中を歩いたのに、と不信感が湧く。社内では誰もが責任を回避していて、面倒くさい仕事がたらい回しになる。そうして採用面接なんて大役が末端の私に降りてくる。そんな会社あるだろうか。

今日も昨日に引き続きモチベーションが底を尽きていて、今日は次の会社の調べ事をして過ごした。ここまで仕事をサボって過ごすのは入社以来初めてで、どうも落ち着かない。怒られようが、開き直ればよいだけなのだけれど、性格上そうできないのが悲しい。疲れる性格である。

17時に面接に来た女性は陰気で、なおかつ金髪だった。覇気のない喋り方にだんだん苛々してきて、30分ほどで面接を切り上げて帰らせた。「それにしても他人に冷たくなったものだ」と心の中の私が嗤った。帰る途中、信号待ちに応募者がいるのに気づいたが、無視して追い抜いて帰った。

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