何も変わらない(エッセイ)
電車を乗り継いで千葉駅に到着すると、地元特有の安心感に包まれた。乗り換えた快速電車は揺れが大きかったが、幸い酔う前に到着した。beams前で会社の元同僚と待ち合わせ、駅前のファミレスに入る。ジョナサンの店内は珍しく混んでいて、2人掛けの狭い席に案内された。
前回会った9月から、元同僚の生活は何も変わっていなかった。近況報告もあっさりと終わり、くだらない会社の出来事や、うしろの客の噂話などをして過ごした。話題もなくなったところで彼女が「そろそろ帰りますか」と切り出し、私も「元気な顔を見れてよかった」と応えて別れた。
本屋をふらついて、タリーズに入ろうとしたら満席だった。千葉駅はどこも人が多く、西千葉まで歩いてやはりタリーズに入った。気圧降下の酷い日だったがカフェオレを飲んだら頭痛がおとなしかった。実家に帰る途中で手土産を持ってないことに気づき、家の近くのドラッグストアのビール売場を見るとクラシックが売っていた。そういえば今年はほとんどアルコールを口にしていない。